2019-01-05

新たな扉を開けた2018年の振り返り – Be the change you wish to see in your feed

2019年がはじまりました。あけましておめでとうございます!

私は年が明けて1週間ほどでお誕生日がくるので、年が明けてから自分のお誕生日が来るまでにその1年の振り返りをするのがここ数年なんとなく習慣になっています。

2018年は世の中の流れを見ていても、また私の周りにいる人たちの状況を見たり聞いたりしていても、大きな変化のタイミングを迎えている方々多かったような気が。そんな流れの中、私自身も激動の1年を過ごしました。2018年は、これまでの人生の中で年間飛行距離が一番長かったはず(シンガポールをベースに、日本(3回)、日本経由でLAとシドニー、それ以外にバリ(4回)、台湾も)。それぞれのタイミングでブログに書きたいと思ったこともいろいろあったのですが、全然追いつかなかった。。最近は日々の発信の中心はInstagram @mana.meets.world になっていて(時々投稿をfacebookと連動させています)、その時々に体験したこと、そしてその時に感じたことをタイムリーに残すのはインスタが中心になっています。

ということで、本当にいろんなことがあった2018年。そして新たな扉をあけた一年。その中でも私にとって印象的だった出来事7つについて取り上げながら2018年を振り返ってみたいと思います。

Mana & Co.をはじめました

自分自身の名前と、ポリネシア諸島の言葉で”自然の力”や”人それぞれが本来持つうちなる力”を意味するMANAという言葉の意味をなぞらえたMana & Co.を3月からスタートしました。Mana & Co.は、ひとそれぞれが本来持つ可能性や力を発揮して生きることを様々なアプローチでサポートするウェルビーイング・セルフケア・ライフスタイルブランドです。これまで人材関連ビジネスを中心に、Girls Beeを含めてたくさんの方々のキャリアや人生の選択に関わらせていただく経験をしてきました。その経験を踏まえて、もっと包括的に人が本来持つ可能性が世の中に発揮されることに取り組みたいと思ったこと、そして自分自身の大好きなものごとやライフスタイルを組みあわせて新たな世界観をつくりたいと思い、はじめました。3月にはまずはコンセプト固めとイメージのアウトプットのために撮影も実施。いろんな偶然が重なって求めていたブランドイメージをアウトプットすることができました。オンライン、そしてシンガポールで展開をスタートし、今年は日本でいよいよ本格的に展開しはじめます。これからの私自身の仕事とライフスタイルを含めた中心になっていくのがこのMana & Co.。こちらについては、また後日改めて別の記事で詳しくご紹介できればと思っています。

たくさんのインスピレーションがあったLA trip

4月の下旬に日本経由でLAへ。アメリカ本土への上陸は約4年ぶり、西海岸への上陸は2013年のサンフランシスコ以来約5年ぶりでした。LAに渡った一番の目的は、今アメリカを中心にミレニアル世代の女性に注目されているメディア企業GIRLBOSSが年に2度だけ開催するカンファレンスに参加するため。カンファレンスにはメディアで見たことのあったアメリカを中心に世界で活躍する女性起業家やハリウッド女優(兼起業家)、アクティビストなどの豪華なパネリストが多数。参加者も多くはアメリカからでしたが様々な国から参加していて、みんなものすごくお洒落でエッヂィでフレンドリー。パネリストからも、参加者からも、たくさんのインスピレーションやヒントをもらいました。

GIRLBOSSのカンファレンスの様子はForbesの記事としても寄稿させていただきました。

LAではカンファレンスのみならず、日本で知り合い現在はLAに住んでいる旧友たちとも再会。映画やCMなどのミュージックコンポーザーとして活躍しているTaisukeや、ハリウッドセレブから支持されるネイリストとして活躍しているMariko、そしてカンファレンスで親しくなったNY在住の女性起業家Synとフロリダ在住のCristinaとみんなで強風の中ルーフトップで毛布にくるまりながらシャンパンを飲んだのはとってもすてきな思い出♡(笑)

LAは、私がMana & Co.で取り組むウェルネス分野のトレンド発信地。短期間ではありましたが、現地のお友達の紹介と偶然のご縁なども重なって、衣食住含めたLAの最新のトレンドを垣間見ることができたのもとても刺激になりました。LAはこれからも定期的に行きたい場所のひとつ。

日本の大学や民間企業での講演活動

2018年は日本に3度帰ることが出来たこともあって、毎回の帰国の度に1度ずつ民間企業や大学での講演をさせていただく機会をいただきました。自分の生き方や自分が人生の中で得たインスピレーションをお話するのは大好きなお仕事のひとつ。なかでも、新卒で入社したインテリジェンス(現パーソルキャリア)での講演はとても感慨深かった。機会を下さった方々、そしてその機会を通して新たなご縁を頂きました方々、本当にありがとうございました。こうしたお仕事は今年も継続していく予定です。もしご希望を頂ける場合はお気軽にお問い合わせください。講演のお仕事についてはこちら。

Girls Beeのオンラインサロンプログラムを開催

2011年から運営してきた「あなたの”なりたい”をかなえるコミュニティ」Girls Beeでオンラインサロンプログラムを開始しました。今年のオンラインサロンプログラムは6ヶ月完結型で、”なりたい”をかなえ、またかなえ続けていくため考え方と行動の仕方、そしてマインドセットを身につけて頂くというプログラム。”なりたい”をかなえていくにあたっては、前向きなこと、楽しいことだけではなく、自分自身のネガティブな部分や過去のトラウマと向き合うことも必要で、そうしたことを扱うセッションでは涙する方も多々。

オンラインサロンでは私の方で用意するワークやプログラムの内容が大事であるのはもちろんですが、それと同じくまたはそれ以上に、どんな方々が参加くださるか、参加者からの体験のシェアや参加者同士フィードバックに大きな価値があるということを改めて実感しました。0期にはじまり、1期の週末コース、1期の平日コースと続いていますが、いずれもまっすぐで思いやりにあふれた方々にご参加いただけて、私自身も激動の流れの中で、みなさんの存在にすごく力を頂きました。こちらのオンラインサロンプログラムは2019年にリニューアルして新たに募集を開始する予定です。状況が整い次第、またお知らせができたらと思います。

シンガポール生活に終止符と同時に、フルタイムの会社員生活に終止符

9月には2015年3月末にシンガポールに引っ越してからずっと勤めていた米系リサーチ会社でのプロジェクトマネージャーとしての仕事を退職、それと同時に約3年半続いたシンガポールを拠点とした生活に終止符を打ちました。

人生の中で一度は海外に住んでみたいというのが小さな頃からの夢でした。20代後半にいよいよそれを本格的に実現しようと思い描きはじめたとき、英語圏で、年中暖かい場所、それでいてダイナミックなビジネス環境での経験ができる場所、、そうやって絞り込んでいったときに最有力な候補として出てきたのがシンガポールでした。紆余曲折ありながらも、念願叶って30歳の誕生日を迎えた数ヶ月後にシンガポールに移住。はじめての海外生活、移住当時は現地の友人は片手で数える程しかいませんでしたが、シンガポールの治安の良さと効率性、そして職場はもちろんのこと、現地でもシンガポール人、日本人、それ以外の国から来た様々な方々に助けていただいて、不自由なく、シンガポールでの生活を楽しむことができました。

以前ブログの記事にも書いた通り、物理的にはまったく不自由がない一方で、特に移住1年目は精神的なインパクトは自分の予想をはるかに超えたものが。ほとんど誰も知り合いがいない場所にひとりできて、かつ自分の母国語ではない言葉で日々の生活や仕事に関わる情報が展開されていく中、自分が欲しいネットワーク、自分がほしい情報にたどりつくのに、最初はとても苦戦をしました。方法がわからなかったのももちろんですが、それ以上に最初はそうした場所に飛び込んでいく心のバリアが大きかったように思います。当初はシンガポール生活が何年になるのか、または今後一生シンガポールを拠点にしていくことにするのかといったこともノープラン。一方で、「シンガポールでの生活の中でこれを得たい・体験したい」ということは明確にあり、移住後6ヶ月後ぐらいを節目に、もやもやしていた状態から「先のことは何もわからないけど、とにかくここでやりたいと思ってきたことを全部やりつくそう」と気持ちを切り替えたところから、徐々にシンガポールでの人間関係が広がっていきました。

小さな頃からどうしても叶えたかった海外に住むという夢をかなえられたこと、また新しい土地で試行錯誤しながらもゼロから自分がほしい生活を組み立てるということを体験できたことは、自分にとって大きな基盤となる自信を与えてくれました。なんとなく肝が座ったというような感覚。そんな状況にたどりついたのがシンガポール生活が丸3年になろうとしていた去年の初め頃。移住当初やろうと思ったことが出来て、欲しいと思った環境がいま自分の周りにある。そう感じた時に、少しずつ自分の人生の次のステージのことが頭に浮かんでくるようになりました。

シンガポールでの生活や本当に快適で、ある意味そのままシンガポールにいられたらすごく楽だったかもしれません。でも、私自身の中にはこのシンガポールでの生活での経験を踏まえて新たに生み出したいこと、そして実現したいライフスタイルのイメージが浮かび上がってきて、それを実現したいという気持ちが日に日に強くなっていきました。名残惜しさを考えたらきりがないけど、それを実現するためにはまずココを離れるしかない。そして、自分で仕事を作っていく覚悟をするしかない。シンガポールを離れることを決めたこと、そして会社員としての仕事を辞めることを決意した背景はそんな状況でした。本当に素晴らしい経験させていただいたシンガポールでの約4年間。住む場所ではなくなりましたが、今後もシンガポールとの関係は続きます。ここでの経験をこれからの人生に繋げていきます。

シドニーでのGong Master トレーニング

11月には、Mana & Co.の世界観を実現をするために必要なコンテンツのひとつであるGongのマスタートレーニングにシドニーの電波の届かない田舎で10日間ほど缶詰になっていました。Gongは、現在世界的で爆発的に人口が増えているクンダリーニヨガでも使われているツールのひとつ。人が本来持つ力や能力が最大限発揮されることを助け、また顕在意識ではたどり着けない潜在意識にもアプローチが可能なツール。私がGongを最初に体験したのはバリ、そしてその後シンガポールでよく通っていたヨガスタジオで毎週のようにセッションに通い、忙しかったシンガポール生活の中で自分の心と体の状態を保つのに大きな力になってくれました。Gongについては本当に奥が深すぎるので、タイミングがきた時にまた改めて。私はこのツールがこれからの日本社会、そして世界を助けるキーツールになると強く感じています。

Gongを含めたシンガポールでのフィットネス・ウェルネスのトレンドについては、寄稿させていただいたForbesでの記事にて

2019年の新たなスタートの物理的・精神的な準備のための2ヶ月のバリ生活

シドニーでのGong Masterトレーニングを終えて11月下旬に向かったのはバリ島。バリは、この約4年のシンガポール生活の中で何度も訪れてきた場所で、ここで得たご縁や体験がなければ、今回の決断にも至ってないかもと言えるぐらい自分にとって思い入れのある場所になりました。バリはご存知の通り世界的な観光地、豊かな自然やバリヒンドゥーをベースにした独自の伝統文化が栄える場所である一方で、世界中からクリエイターやアーティストが集まる場所、最近ではミレニアル世代のデジタルノマド(PCひとつでどこでも仕事ができる人たち)の聖地のようにもなっています。

9月にシンガポールでの仕事と生活が終わり、バタバタと撤収作業、そして日本への3週間の一時帰国、その後シドニーでのトレーニング、、と年間を通じて本当に動き続けた1年だったので、年末は心と体を落ち着けて、2019年の新たな本格始動に向けた準備をする場所としてバリで過ごすことをシンガポール生活が終わる前に決めていました。バリについてからは、たくさんの緑や海といった自然の中でとにかくゆっくりしたり、ヨガをしたり、メディテーションしたり。そうした生活スタイルをベースにしながら、この1年のこと、シンガポールでの生活のこと、これまでの人生のことをゆっくり振り返って整理する時間をたくさん持つことができました。そして今年からはじまる新しい生活と、仕事、今後のライフスタイルについてのイメージと準備も。

実は先日日本に一時帰国した際、今年から日本で生活していくイメージがまったくわかずとにかく”こわい”という気持ちでいっぱいでした。でもバリでゆっくり過ごして物理的にも精神的にも整理と準備を進めてきた結果、いまは日本に帰るのが楽しみ、という気持ちが湧くように(そして日本食がものすごく恋しい笑)。Mana & Co.でのバリ島リトリート開催ももうすぐ。引き続き、今できる体験と時間を大切に過ごして、日本での本格始動に備えます。

 

ひとつひとつ振り返っていたらだいぶ長くなってしまいましたが、2018年の私にとっての印象的な出来事はこの7つ。私は書くことによって自分の体験を昇華するタイプなので、私自身のSNSやブログでの発信は、ほぼ自分の整理のために書いていると言っても過言ではないのですが、こちらのブログも最後までお読みくださった方がいらっしゃいましたら、お付き合いいただきありがとうございました。

今年は3月ぐらいから8月ぐらいまでがすごく追い風が吹いているような感じで、自分がイメージしている次のステージの方向に進んだ方がいいといういろんなサインがあちこちから来るような状況で、そうした状況の中で突き動かされて大きな決断をせざる終えなかったとも言える状況でした。そんな流れの中では、私個人としてForbes JAPANの紙面に小さくですが載せていただいたりBusiness Insiderにインタビュー記事を掲載頂いたりも。

一方で9月ぐらいから、ちょうどシンガポールで勤めていた会社への退職が確定し、シンガポールを離れることが現実的に明確になった頃から、その追い風はすーっとやんでいって、次に移行するための現実的な作業をいろいろと進めなければならない中で、精神的には『本当に自分が思い浮かべている次のステージを実現する覚悟があるのか』というのを試されているなと感じることが多々ありました。その流れは今もまだ続いていますが、だいぶ抜けてきたように思います。完全に抜けるまで、たぶんあともう少し。

2018年を一言でまとめるとしたらしっくりくるのは”Be the change you wish to see in your feed." これはLAのGirlbossのカンファレンスのウォールにあった言葉ですが、もともとは"Be the change you wish to see in the world – あなたがみたい世界の変化にあなた自身がなりなさい- "というガンジーの言葉を、現代風に「あなたが見たいSNS上のフィードの変化にあなた自身がなりたさい」とアレンジしたもの。”こういう風に生きていきたい”という新しい自分の姿をSNS上にも表現して、どんどんその方向に動いていった1年でした。

激動の2018年でしたが、大きな病気や怪我などもなく元気に過ごせたこと、またたくさん飛行機に乗りましたが、大きなフライトのディレイもなく過ごせたこと(笑)、そして自分の心が進みたい方向により邁進できたことに感謝します。2018年、33歳として過ごした1年間、様々なかたちでご一緒させていただいたり、支えていただいたり、応援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。2019年については、34歳になる直前か直後に改めてまたブログが書けたらと思っています。

関連記事