2015-04-29

「“なりたい“がかなう」ひとりミーティング

なりたい自分になるという言葉。最近よく耳にしますが、意外と何からどうはじめたらいいかわからないもの。

私はこれまで、転職支援、ヘッドハンターとしての仕事、また自ら立ち上げ運営している社会人女性の様々な”なりたい”をかなえるコミュニティGirls Beeを通して、様々な方々の”なりたい”をかなえることにかかわり、また私自身も”なりたい”をかなえてきました。

そんな経験をふまえて私が講師をつとめるワークショップでもお伝えしている、”なりたい”をかなえるための「ひとりミーティング」の方法をご紹介します。
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“お気に入りのノート”を用意する
「なりたい」自分をかなえるための時間をとること、そしていざ”書く”という作業を進めることは慣れないとなかなかおっくうになるものです。少しでもモチベーションをあげるために、まずは”お気に入りのノート”を用意しましょう。

お気に入りのノートに書くことで、机に飾っておいたり、持ち歩いたり、何度も見返したりと、ノートを繰り返し見返す機会が増えます。また”紙”ではなく、一冊の”ノート”にまとめて書いていくことで、”なりたい自分”をかなえるためのヒントを気がついたときにメモしたり、定期的に”なりたい自分”を見直し、達成度を確認したり、新しいビジョンを描いて定点観測していくことが可能になります。

「ひとりミーティング」の前に、まずは”お気に入りのノート”を見つけてみましょう!

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さて、”お気に入りのノート”が用意できたら、いよいよ本題、”なりたい自分”を描いていきます。
”なりたい自分”を描いていくにあたっては、大きく二つポイントがあります。

ポイント1:”なりたい自分像”をライフスタイル全体で考える
“なりたい自分”を想像する、となると、”やりたい仕事”というテーマで書いていきがち。もちろん、”やりたい仕事”も大事ですが、仕事は人生全体で考えたらごく一部のことにしかすぎないというのが私の見方、考え方。つまり、”なりたい自分”を描くにあたって大事なのはは、”自分が得たいライフスタイル全体”で描いていくこと。具体的にどのように描いていったらいいのかについては、後ほど改めてご説明します。

ポイント2:こうなったら最高!という視点で内容を書く
いざ書き始めようとすると手が止まる、、その時に頭の中に思い浮かぶのは「想像するのは自由だけど、こんなのやっぱり無理だよね。。」という言葉。”なりたい自分”を描くときに大事なのは「今の自分がどうであるか」ということは一旦脇においておく、ということ。描く起点が”今の自分”になってしまうと、描ける自分像に限界がでてきてしまいます。今の自分がどうであるかというのは一旦脇にいておいて、もし自分がどんな風にでもなれるとしたらどんな風になったら最高!と思えるか、そういう視点でぜひ描いてみてください。場合によっては旅行先などの”非日常”で構想を練るのも、現実に縛られずに最大限イメージを膨らませる効果的な方法のひとつです。

なりたい像をイメージするための5つの切り口
お伝えした2点のポイントを前提にして、いよいよ”なりたい自分”を描いていきます。
とはいえ、いきなり”なりたい自分”を描いてください、と言われても、何から書いたらいいのかわからないもの。ここではなりたい自分像をイメージするための5つの切り口をご紹介します。

①人としてどんな自分になりたいか(外見/内面)
まずは「自分がどんな人でありたいか」ということ。外見的な点、また内面的な点にわけて考えることをお勧めします。
外見的な点でいうと、体型や体重、自分の憧れのブランドなどをあげて「–のブランドの服が似合う」など書くのもあり。また外見については、具体的なイメージ写真を雑誌やインターネットで探し、貼っておくのもお勧めです。
内面的な点は、自分の心がどういう状態でありたいか、どんなことを大事に日々過ごしていきたいかを描いてみてください。

②世の中に対して何をする人でありたいか(仕事、その他の活動、趣味)
自分は世の中に対して、または身近な人に対してどんなことができる人でありたいのか。これは仕事を通してでももちろん、仕事以外の趣味や、ボランティアなども含め様々な活動も含めます。
私の場合は「ひとりでも多くの人が自分の個性や可能性を信じ、最大限に発揮して生きられるできるようになるためのきっかけを提供すること」と書いています。

③どんな場所に住みたいか
人によって「住む場所」に対する優先順位は様々ですが、自分の”帰る場所”であり、日々生活する基盤となる家やその周辺の環境は、”なりたい自分”を実現する上でとても重要な要素であると私は考えています。
どんな間取りの家に住みたいのか、住みたい地域、エリア、また家の外観の雰囲気、色、部屋のインテリアなど、自分がこんな場所に住めたらすてき!と思える場所をイメージしてみてください。

④どんな人と日々関わりたいか
住む場所と同様、私たちの人生に大きく影響するのは”日々どういう人と過ごすのか”ということ。これは一見自分では選べないことのようにも思えますが、自分がどんな人に囲まれて過ごしていきたいかを決めてしまうと、それにそった出会いや環境が整っていきます。

⑤どんな”もの/ことを”を持った人生にしたいか
大好きなブランドの洋服やアクセサリーが手に入することは、自分自身への自信や満足度を高めてくれるひとつの要素です。それ以外にも、好きな食べ物が食べれたり、好きなレストランに行けること、好きな場所へ旅行にいけること、好きなことを探求すること、そんな様々なな体験や、それができる時間や経済的な余裕を持つことも、”なりたい自分”をかなえるためにとても大切です。人生でどんな経験をしたいかを最大限に考えてみてください。

実際に私が「ひとりミーティング」をはじめたのは25歳のとき。
当時の私は1社目のインテリジェンスという会社で社会人3年目、人材紹介ビジネスのいち営業マン。”なりたい自分”の姿があった私は、日々の業務に追われる日常から離れた旅行先のベトナムで、この「ひとりミーティング」をしたときのことを今でも覚えています(笑)。
そしてそこで想像した”なりたい自分””得たいライフスタイル”の多くがその後叶いました。

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-「白くてかわいいおうち。できればシャンデリアやテラスがある家がいい!」と思っていたら友人からのご紹介で素敵なデザイナーズマンションのオーナーとお知り合いになり入居をすることに。テラスのほか、地下にはスタジオもあり、Girls Beeの拠点としても立ち上げから約3年間お世話になりました。

-「様々な国籍の人と関わる仕事をする!」と考えていたら、Girls Beeの関係で大使館関係の方、そして私の人生に大きな影響を与えてくれたカリスマトレーナーのSteven Haynesと出会うことになり、アメリカ、インド、パキスタンなどなどいろいろなバックグラウンドの人と関わり仕事をするという経験を日本にいながらにしてすることができました。

-「仕事やプライベートで日本と海外を行き来する生活にする!」また「海外で仕事をする」「年中温かい場所に住む」ということ。今年の春、ついにシンガポールに拠点をうつし、しばらくはシンガポールを拠点に日本との仕事、またそれ以外の海外の国もより身近に感じられる環境になりました。

定期的に振り返り、見直す時間を持つ
いくら”なりたい像”を描いても、日々の生活に追われ始めるとまた忘れて過ごしてしまうもの。
ノートに書いた”なりたい自分”像、お気に入りのノートに書いたことで、手に取りやすい場所に飾っておいたり、持ち歩いたり、ぜひ自分が書いたことを時々思い出す時間をとってください。週末に見たり、1ヶ月ごとや3ヶ月ごとに自分の進捗状況を振り返ってみたり、またある程度の節目で常に書き直し続けていく、というのもお勧め。私自身は時間があればこのノートをぼんやり眺めたり、最近は変化が激しかったので、3ヶ月に1度ぐらいを目安にしっかり振り返る時間をとったり、そのタイミングで新たに描きなおしたりしています。
一旦書くことになれ、またそれが実際にかなったのを実感していくと、書くことが病みつきに。書かずにはいられず、また書くとかなうような気がして、自分の気持ちや考えを整理したりする時間にもなって精神的に落ち着きます。

あれ?意外と言葉で表現するのって難しいと思ったら・・・
また書いてみると気がつくのは「意外と言葉で書けない!」ということ。これは単に自分の中に”なりたい自分”を言葉にすることに慣れていないだけ、そして具体的に考えられていなかっただけの話。上記の切り口を参考に、今度は”なりたい自分”を言葉やイメージで表現できるように日々アンテナを張って過ごしてみてください。「あの人のこういう部分、素敵だな」「あんな洋服がきれるようになりたいな」「あんなおうちにすみたいな」、そんな風に日々アンテナをはって過ごしていくと、当たり前の日常も新鮮になっていきます。

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私自身が講師としてこの方法を直接お伝えする「なりたいを”みつける””かなえるワークショップ」で使っているワークシート。次回開催は今の所未定ですが、様子をみながら東京かシンガポールで開催する予定です。開催が決まりしだい、本サイトまたはGirls Beeのfacebookページにてご案内させていただきます。

日本はGWが始まったところですね。
ぜひお休みを有効活用して「ひとりミーティング」の時間もつくることをおすすめします。

一度しかないそれぞれの人生。
ひとりでも多くの人が、最大限に”なりたい”をイメージして、実現して、充実した日々を送ることができますように!

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