2016-04-07

渡星1年で見えてきたこと:『なりたい自分』はいつからでもどこからでも叶えられる

今日は、先日私のfacebookに投稿した文章にちょっと+αした内容を。

住む場所としての日本を離れたのが昨年の3月25日。新しい場所で新しい分野の仕事をはじめたのが4月1日。
シンガポールを拠点にした生活を始めてちょうど丸一年がたちました。
この1年は、あっという間だったような気もするし、激動で濃かったし、そういう意味ではもっと長い時間が経ったような気もします。

シンガポールに引っ越したかった理由、論理的に言葉で説明できる部分は、以前ライフハッカーの記事やこちらのブログでも何度かお伝えしてきました。
でも今になって振り返ってみると、国を超えた且つ期限の決まっていない引っ越しは意外と気力も体力も必要で(笑)でもそんなこともかえりみずに引っ越してしまったのは、たぶん一番は自分の心の底というか魂が”こちらに移りたい”と言っていて、それに従わずにはいられなかった、という部分が一番大きかったように思います。

生まれてから30年ずっと日本を拠点にしてきた分、また日本で自分自身が取り組んでいたことや、それによって生まれたたくさんの人間関係がありました。最初は、何を継続して、何を手放したらいいのかよくわからなくなったり、なんだか前に進んでいないような、後戻りしているような、シンガポールに引っ越してきた意味さえ見失いそうになったこともあったり。

でも、いつも私の心の中にあったはのは、『次はこういう自分になりたい』『次はこういう環境で暮らしたい』という自分のありたい姿でした。その姿は、絶対にこのまま日本で生活し続けたら実現はできない。そのことだけはとても明確で、いろいろな複雑な思い、切ない思い、苦しい思いを時に抱えながら、でも前を向き続けてきました。

この一年間、ずっとそれを思い描き続けて、一年たった今、ふと自分の今の状況を振り返ってみると、その描いていた自分のあり方や自分を取り巻く環境はほとんどすべて叶っていました。自分の土壌が入れ替わって、新たな土台ができてきた、というような感じです。

『なりたい自分』を追求すること。
これは私自身小さい頃からずっと”将来何になるか”を想像してワクワクしている子どもだった頃にはじまり、自ら立ち上げたGirls Beeのテーマでもあり、自分自身のライフワークのようなトピックです。

『なりたい自分』を実現するためには、主に2つの側面・要素があると私は考えています。
一つは、”何をするか”で『なりたい自分』像に近づいていくこと。
仕事はもちろん、趣味なども含めた自分自身が行う”活動”によって『なりたい自分』像に近づいていくことができます。
そしてもうひとつは、”どんな人に囲まれるか”で『なりたい自分』像に近づいていくこと。
人はすごく環境に左右されます。日々自分の周りにどんな人がいるかは、自分がどんな人かを知るひとつの指標だと思っています。

この2つの側面・要素という点で、私を取り巻く世界はこの1年でまったく違う景色になりました。
そしてその新しい景色が見えてきて感じるのは、「そうそう、私はこういう世界がほしかったの!!」という気持ち(笑)
まだまだ土台にたったぐらいの状態で、これを維持していく、そしてより私自身が『なりたい自分』になるためにはここからがスタートですが、でもいまその新しい景色が自分自身の目の前にあることがとても嬉しくて、私の心もとても喜んでいるのが自分でも分かるぐらい。

『なりたい自分』をかなえていくこと。
これまでも自分なりにいろいろな挑戦をして、ひとつずつ”なりたい”をかなえてきたけれど、心のどこかでまだ確信できていない部分がありました。本当にどんな”なりたい”でも叶えられるんだろうか、と。
それが、この1年、自分自身でものすごい変化を体験して、また新たに『”なりたい”を叶えた体験・経験』をして、自分の中で確信になりました。”なりたい”は、いつからでも、どこからでも、はじめられるんだ、って。

昨年公開された映画、実写版のシンデレラの挿入歌で”Strong”という曲があるのですが、そこに私の大好きな歌詞があります。
[blogcard url=”https://www.youtube.com/watch?v=PeLlUJ6SP1w”]

“Be the one who rescues you”
直訳すると「自分を助けられるのは自分自身」。
シンガポールに引っ越した頃にちょうどこの映画が上映されていて、シンガポールで初めて見た映画がこのシンデレラでした。
それ以来この曲をよく聞いていたので、この曲を聴くと、シンガポールに引っ越してきたばかりの頃の気持ちやこの1年のことがいろいろと思い出されてきます。そして、この歌詞の通りすべては本当に自分次第、自分が”自分に見える世界をどう見るか”で、世界はまったく変わるんだなといま強く実感しています。

まだまだはじまったばかりの私の新しい人生。
日本から応援してくれている家族や友人、シンガポールで出会い、助けてもらったり一緒に楽しい時間をすごしている友人たち、恋人、支えてくれる人たちに感謝しながら、大事に味わっていきたい思います。

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