2016-08-27

シンガポール生活17ヶ月目:ホフクゼンシンな日々は続く。。

今年になってからいくつか自分なりの節目で書いたBlogを読み返していました。

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その時その時の自分の心境が思い出せて、おもしろい(笑)
とくにこの6月から今月ぐらいまでは、ものすごく精神的にタフな3ヶ月だった。。(まだあと一週間弱あるけど)
もはや自分が何をしていたのかわからなくなりつつあるのと、進捗状況の記録、そしてまたこの記事を自分であとからよんで「あのときあーだったなー」と面白く振り返りたいので、ここ最近何をやっていたのか残しておこうと思います。

現在のシンガポールでの仕事のこと:
現在、シンガポールでは米系のリサーチ会社でプロジェクトマネージャーとして仕事をしています。
携わっているビジネスは”プライマリーリサーチ”と呼ばれる領域で、経営コンサルティング会社や投資会社等を主なクライアントに、ビジネスを進めるにあたって情報を必要とするクライアントと、クライアントが求める情報を持つ各業界の有識者とをつなぎ、インタビューの場をアレンジするというもの。
起業家やフリーランス、もしくはリタイヤした業界のプロフェッショナルのみならず、現在どこかの企業に勤め第一線で働く個人の持つ知識や専門性が、所属する会社以外の外部で価値になるというこのビジネス。私自身の興味である『個人の可能性を世の中の価値にする』ということに一致しています。また、現在の会社は本社が米国・ニューヨーク、米国のほかヨーロッパとアジアに複数の拠点があり、日々米国やヨーロッパのオフィスとも連携しながら仕事を進めます。私がいるシンガポールオフィスはアジアのHQになっていて、シンガポール人のほか、中国人、韓国人、インドネシア人、ベトナム人、インド人、韓国人、そして日本人と多種多様な人種・国籍の同僚がいる環境。こうした環境なので、業務の6-7割前後は英語。関わっているビジネスの内容、そして、一度は様々なバックグラウンドの人たちと英語がベースの環境で仕事がしたいと考えていたので、いまの会社に与えてもらっている仕事や環境はとても気に入っています。
もちろん、楽しいことばかりではありません。クライアントからの依頼は基本的に全部『急ぎで』という案件がほとんどなので、短期間、かつ競争の激しい状況の中で成果を出さなければなりません。また同僚と仕事の進め方や価値観の違い、コミュニケーションの仕方の違い等でぶつかることもあります。
そんな毎日でここ数か月は特に毎日ぐったり疲れて帰るような状況だったのですが、ふと冷静になって考えてみると、いまの仕事で得られている経験はどれも私がやってみたい、知りたいと思っていたことばかり。ここのところ、個人的な業績もかなりよくなったので、大変だけど、頑張ったかいはあったかなと。まだまだ道半ばです。

英語のブラッシュアップ:
私は帰国子女ではなく、留学もしていません。英語の勉強らしい勉強は、受験の時の勉強と、大学時代の勉強(ICUでのEnglish Language Program)、そして社会人になって外資系のお客さまを多数担当するようになった頃に半年ほどUCLAの社会人大学に通っていた、ということぐらいです。
日常生活と仕事を進めることができる英語力はなんとかあり、シンガポールに引っ越してから、確かに多少ボキャブラリーが増えたり、より場馴れしてきた部分はあります。一方で、シンガポールでよく言われる『シングリッシュ(中国語の発音や文法に影響を受けがシンガポール独自の英語のこと)』は結構強烈で、英語のネイティブスピーカーではない私は、自分の英語がだんだんシングリッシュになっていくのではないかということにおびえていました(笑)。シングリッシュが聞きなれてくると、英語の発音はもちろんのこと、文法的にもちょっと間違った英語に慣れてきてしまうところがあります。
そこで、6-7月は英語の学校に週一回のペースで通っていました。少人数制で、シンガポール人だけどイギリスで育ち教育を受け、仕事もしていたというとても熱心な先生に、上級の実践的な英語、かつアジア人が誤りやすい文法に注力したコースをみっちり受講しました。英語の文法をちゃんと復習したのは、もはや中学校以来?!というぐらいでしたが、自分自身が間違って覚えていたこともみつかったり、日々よく耳にする会話やシチュエーションでの表現で何が正しいのかを明確に教えてもらうことができてとても有意義でした。
とはいっても、英語は私自身まだまだ自分の納得のいくレベルには達していません。まだまだボキャブラリーが足りないし、英語でのプレゼンテーションやライティングももっと自在にできるようになりたい。9月からまたより力を入れて取り組んでいく予定です。

パートナーシップのこと:
この数か月、パートナーシップのこともいろいろと考えることがありました。
ただの友達と違って、恋人となると、無意識に期待が大きくなったり、相手も同じように思ったり考えてたりしてほしいと思ってしまったり。自分の過去の経験のいろいろなトラウマや受け止め方の癖が、彼との関係を通して見えてきたり。相手を見ているようで、たくさん自分を省みる機会を与えられることになる。
仕事をしっかりやりながら、パートナーシップもうまくいかせようとするのって実は結構大変。というのも、仕事をしっかりやろうとすると、どちらかというと自分の『男性性』を使うことになるので、そのモードを恋愛やパートナーシップに持ち込もうとするとうまくいかなくなったり、おかしなことになったりするから(笑)

でも改めて思うのは、仕事とか自分のやりたいこととか、そういうことでの自己実現ももちろん大事だけど、そういうの関係なしに自分を受け入れてくれる、大事に考えてくれる人がいるというのは、仕事とかで得られる達成感とか喜びとかとはまたまったく違った安心感とか満足感とか充実感を与えてもられるものだなぁと。

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彼がときどきつくってくれる朝ごはん。
仕事の成果ややりたいこともしっかりやりながら、小さな幸せを大事に、女性らしく、女性に生まれてきたことも最大限楽しんでたくさん受け止められる人生でありたい。そうする!(笑)

あー長かった。
最後まで読んでくださっという稀有な方、ありがとうございます。
こう書いてみると、結構この数か月頑張ったんだなぁと思えてきました。

ときどきふと思います。
何不自由もなく、快適に暮らせる日本を離れて、一人で何をやってるんだろうーって。
でも、私が描くこの先に自分自身が『なりたい自分』になるために必要な経験は、そのまま日本にいたら得られないとは明確でした。だからいま、その”必要な経験”ができる環境があるシンガポールにいる。
来月にはシンガポールに引っ越して1年半になります。ここでしっかりどっしり(?)やっていく覚悟を持とうと思って、最近一人暮らしも始めました。今年もあと4か月。9月の最初に少しだけブレイクをとって、9月以降、より必要な方向に自分の時間とエネルギーを振り向けて、年始に描いた自分にたどり着きたいと思います。

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