2017-01-14

Eye-opening Retreat in Bali: 独身でも、結婚しても、子どもがいても、いくつになっても、個として、女として生きていく。

最近またいろいろと自分の中で腑に落ちた感覚があったので、そのことのひとつを忘れないうちに書き残しておこうと思います。

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その『最近腑に落ちたこと』のひとつが、”独身でも、結婚しても、子どもがいても、いくつになっても、個として、女として生きていく”ということ。
“独身でも、結婚しても、子どもがいても、いくつになっても、個として、女として”生きていきたいし、生きていいんだ、ということが最近すーっと腑に落ちました。

誰が決めたのかもわからない”常識”と言われることや世の中や社会からどう見られるか、というようなことと、私たちは日々自分に照らし合せながら生きています。
「⚪︎歳ぐらいになったら、結婚しているのが普通」とか、「結婚したら、子どもを持つのが普通(もしくは幸せ)」とか、「⚪︎歳になったら、××なのは恥ずかしいよね」「妻になったら、××であるべき」「母親になったら、××であるべき」「独身でいると”かわいそう”と思われそう」とかとか。。無意識のうちに刷り込まれていることなので、自分自身でも認識できていないぐらいに頭の中に浸透してしまっている概念も多数あると思います。
こういう概念はたぶん世界のどこにもあるのだと思いますが、特に日本社会は”世間からの見られ方”をとても気にする社会なので、よりそういう概念に縛られて生きていることが多いように思います。

私自身、そういう概念には比較的縛られていないほうだと思っているのですが、そんな私も、日本の女性でいう結婚適齢期(?)に差し掛かった20代後半ぐらいから、「自分の好きなことばかりやっていていいのだろうか。。」「結婚。。将来はしたいような気がするけど、今は正直よく分からない。」「子どもを産むなら早いほうがいいというのはわかっているけど。。」「人生をシェアできるパートナーは欲しい。でも、自分のやりたいこと、生きたい道を生きることも続けたい。そんなことは可能なのだろうか?。。」などなど、世の中の常識と言われることと、自分とを照らし合わせて生きてきました。どこかで、年齢に対する制限、個として、女としての人生をいつまでも楽しむことへのどこからともない恐れや罪悪感を持っていたように思います。

『持っていた』とあえて過去形にしたのは、最近そうした自分の状態が客観視できるようになったから。
そのきっかけは、先日、自分自身の2017年、そして32歳の一年のキックオフという意味で参加したバリ島でのリトリート。
そこで出会い、短い期間だったけれど一緒に過ごした女性たちにinspireされ、”いくつになっても、個として、女として”生きていいんだ、ということが腑に落ちました。

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最近40歳のお誕生日を迎えたフィンランド人女性。もともと国際的に著名な環境保護団体に勤め、現在は環境保護関連のNGOでDirectorを務めてバリを拠点に生活。プライベートではボリウッドの映画監督の彼がいる。

同じく40代の香港出身の女性。フォトグラファーとして活躍中で、だんなさんも国際的な情報機関に写真を提供するような敏腕フォトグラファー。二人のお子さんをバリのGreen Schoolに通わせていて、香港とバリを行き来する生活をしている。

オーストラリア人の親子(母と娘)。お母さんはもともとスコットランド出身。若いときに看護婦としての仕事をしにオーストラリアに渡り、オーストラリア人のだんなさんと結婚。現在も看護婦として活躍中。娘さんは28歳の電気技師。プロジェクトベースの仕事で、数ヶ月仕事をしては、数週間から数ヶ月バリに戻ってくる生活をしている。

リトリートの運営側でリトリート中のVegan Foodを担当してくれた女性。彼女はドイツ出身の40代。13年前にドイツ人のだんなさんと結婚して、8年前にドイツでの生活を離れてだんなさんと世界を旅に出て、いろいろな国を訪れた結果、現在そしてこれからはバリに拠点をかまえようとしている。

そしてリトリートの主催者であるEmmaはイングランド出身。8年ほど前にヨガや自分の精神修行のためにインドに行こうと思ったところ、少し怖くなったので最初の入り口としてまずバリに行くことを選んだことをきっかけに、そのままバリに住むことに。最初はバリのリゾートやスパなどで仕事をしたあと、3年ほど前に自身の会社をバリで設立し、自身のパッションであるInnnertemple retreatの運営やアーティスト活動をしている。

一緒に時間を過ごした6人の女性のこれまでの人生、そして現在のあり方がそれぞれに素敵で。

住み慣れた母国での生活をやめて先のことを決めずにだんなさんと世界旅行に出かけるとか、独身で自分の興味や情熱が湧くことを仕事にしていながらプライベートでは素敵な彼がいるとか、母親でありながら、一人の女性として、仕事でも世界を飛び回って活躍しつつ、プライベートでリトリートに参加したり、友人や自分のために使う時間も持っているとか。世の中の常識、特に日本の常識から考えたら一見ありえないようなこと、世間からの見られ方を気にして遠慮して諦めてしまうかもしれないようなことを実現させていきいき生きている女性たちがいる。そういうことを、この目で見て、直接話して、知れたということ、自分の”目が醒めた”ような感覚でした。そしてその”目が醒めた”瞬間に、”独身でも、結婚しても、子どもがいても、いくつになっても、個として、女として”生きていいんだ、ということが私の中ですーっと腑に落ちていったのでした。

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今回のバリのリトリートでは、主催者のEmmaに言われた言葉”The universe looks after you”(『あなたは、見えない力に見守られているのね』というような意味)を深く実感できるようなことが他にもあって、本当にいろいろな意味で”eye-opening”な旅となりました。

ということで、2017年、32歳の私は、”目が醒めた”私で、ますます自分の生きたい道を突き進んで行く予定。
自分自身の人生を最大限に生きることを大事にしながら、それをシェアすることができるパートナーや家族(自分がつくるという意味での)に近い将来恵まれたらいいな、と思う。というか、そうする(笑)
自分の内側の声に常に耳を傾けて。直感や偶然起こるように見えることを大事に。自分と自分を取り囲む大事な人たちに愛を。そして、いま取り組んでいることを自分が納得できるレベルにするために、これからやりたいことのために、楽しみながら着実に駒を進める一年にしたいとおもいます!

追伸:
私が今回参加した”Inner Temple Retreat”についてはこちらから♡(英語のみ)

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