2017-03-01

誰のものでもない自分の人生を最大限に生きる – 激動の2年間を振り返る

最近年が明けたと思ったら、もう3月。
年々時間の体感速度が加速度をあげていきます。。
そう、3月と言えば!私にとって、シンガポールに引っ越した日のことを思い起こさせる月。
忘れもしない2015年の3月25日にこの土地に住むために降り立ったのでした。
引っ越しをしたタイミングとほぼ同時にライフハッカーに寄稿した記事も掲載されました。
『30年間日本で生まれ育った私が、今シンガポールで新たにチャレンジする理由』
[blogcard url=”http://www.lifehacker.jp/2015/04/150410singapore_challenge.html”]

引っ越してすぐは、あたり前ですが、これまでの私の30年間の日本を中心とした人生の延長線上にシンガポールでの生活が始まって。
生活し始めてしばらくして、ここ(シンガポール)での生活は、これまでの人生の延長ではなく、これまでの自分の人生とは少し切り離して、文字通り人生の新たな『章』の幕開けとして捉えなければ、うまく心と頭が整理できないようなこともたくさんありました。

シンガポールでの生活を”人生の新たな「章」の幕開け”として捉えることが腑に落ちて、少しずつ前向きになって動きだせるようになったのは、2015年の9月ぐらいから。引っ越しをしてから実質6ヶ月、約半年が経過した頃でした。
これは自分でもまったく予想外の状況。シンガポールに引っ越すことは自ら選択して選んだこと、自分がどうしても実現したかったこと。それなのに、なぜか「あのまま日本に残っていたらどうなっていただろう。。」とか、なんだか身体はシンガポールにいるけど、心は日本・東京においてきてしまったような感覚でした。今となっては懐かしい。。(”懐かしい”と思えるようになってよかったw)

そして、やっぱり意志のあるところに道はひらける。心と頭の整理がついて、”人生の新たな「章」の幕開け”であることが腑に落ちた2015年9月頃からは、シンガポールで親しいお友達、特に兼ねてから欲しいと思っていたいろんな国籍・バックグラウンドの親しいお友達ができはじめて、自分が欲しいなーと思っていた場や情報に出会えるようになってきて。友達作りにはじまり、英語がベースで展開される世界の中で必要な情報を手繰り寄せること、そして自分が望む環境を手に入れること。これまで日本での生活で当たり前のようにあった基盤がなくなって、それを0から作り上げるのは、まさに新たな人生を構築している感覚(そして今もそれはいまも続いています)。そんなこんなで、なんとか土台ができた上で過ごした2016年は、仕事でも、プライベートでもチャレンジングなことはあったけど、結果的には総じてとても充実した1年でした。

そんな折、ライフハッカーでの執筆でご縁を頂いた編集長の米田さんの新しい著作に、私のシンガポール移住についてのインタビュー記事を掲載いただきました。
[blogcard url=”https://www.amazon.co.jp/%E3%81%84%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%81%A7%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B-%E5%83%95%E3%82%89%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E5%9C%B0%E5%9B%B3-%E7%B1%B3%E7%94%B0-%E6%99%BA%E5%BD%A6/dp/4799320319/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&linkCode=sl1&tag=ujipublicity-22&linkId=edbe3599873685a6f50fe399d7ea9540″]

こちらの本には日本国内そして海外に何かしらのきっかけで移住をした20代から40代ぐらいの様々な肩書きで現代を生きている日本人のリアルストーリーが掲載されています。私の場合、自分なりにいろいろと情報収集や検討をした結果、具体的に海外への引っ越しについて動きはじめたときにはある程度シンガポールに的を絞っていました。でもこの本を読むと私が想像もしたこともない場所への移住を、様々なかたちで、でも現実的に実現された方々のお話が多数掲載されていて、読んでいるだけ、自分の今後の可能性が広がるような気がしてワクワクする本です。

自分自身取材して頂いた内容を読むと、いろいろとこの2年のことが思い起こされ、また書いて頂いた内容に今の自分が鼓舞されるような感覚(笑)昨今『働き方』の改革が叫ばれていますが、これからは『働き方』や『住む場所』を含めた『生き方』の多様性が求められるし、実現できる時代。私にとってシンガポールは、自分自身がこれからに思い描く『なりたい自分』を実現できるようになるための現在の自分にとってのベストの修行の場。そしてこれからに思い描く私のこの先の人生のある意味での新たなスタート地点。

シンガポールに引っ越してからの2年間、あっという間に過ぎてしまったけど、2年前の自分と比較をするといろんなことが変わりました。
生まれ育った日本を基盤として作られた自分自身のものごとの見方、広く言えば人生の捉え方をはじめて少し客観的に見られるようになりました。自分がどんな考え方・価値観にとらわれてきたのかも。
抱えていたものがたくさんあったからこそ、手放せななければならなかったこと、半ば強制的に手放さざるを得なかったこともたくさんありました。一方で”それらを手放してでも得たかった経験をぜったい成し遂げるんだ”という強い思いがこの2年間(そして今も)私を心の底で支えてくれました。

最近は、そんな風に自分を少し客観的に見ようとしながら、この2年間で広がった新しい仕事での経験・プライベートでの経験を通じて、これからの人生で自分が大事にしたいこと、自分が信じる世界観を、再構築しているところです。

今月は、私のシンガポール生活2周年を記念して(?)私の中でこの2年で変わったことを具体的に書き残しておこうと思います。(たぶんw)どうぞお楽しみに!

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