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最近大事にしていること

最近、メインの仕事と個人としての活動とプライベートの精神的なバランスがとても良い感じで取れるようになってきて心がとても充実しています。

シンガポールに引っ越してきたばかりの一昨年はバランスも何もなくとにかくいろんなことが日々手探りな状態。そして慣れてきた2年目は、欲しいものに手が届くようになりつつもいろいろ試行錯誤な状態。そしてシンガポール生活3年目も半年が経過しようとしていますが、ようやくいろんなことが整ってきて、公私共々「こうしたいなー」「こうなりたいなー」と思っていたことが実現するようになってきました。去年ぐらいに切に願っていたことや妄想していたことが今年になって『あ、そういえば叶ってる(叶いそう)』とふと気がつくことがあって、そのささやかな幸せによくひとりで勝手にじーんとしています。(笑)

最近の日々の生活の中で一番大事にしているのは、いかに自分を最大限に発揮できる状態をつくるか、ということ。

毎日の生活の中で経験したいこと、体験したいことがある。まだまだ知りたいこと、勉強したいこともたくさんある。そして、その上で実現したいこと、やりたいことがたくさんある。そのためにはまず自分の身体のコンディションを整えることが何よりも大事。しっかり睡眠をとって、ご飯を食べて、程よく運動もして、自分の身体の中と外のエネルギーを高く保つこと。私の場合、睡眠時間は何より大事なので、どんなに忙しくても睡眠時間を削るという選択肢は一番最後で、ほとんどそれをすることはありません。少なくとも6時間は寝る。じゃないと自分自身のコンディションや生産性がものすごく下がるので。一方、忙しかったりやりたいことに夢中になっていると『ご飯を食べるのを忘れる』というのはすごくよくあります。ご飯食べるの忘れても、楽しくて夢中になっているとそれでお腹いっぱいになって結構生きていけちゃう(笑)でもとある方のブログに『ごはんを食べるというのは、食べ物から”気”を取り込むこと』というようなことが書いてあって、確かに、と。良いアウトプットを出すためにもご飯はしっかり食べようと。外出する用事、食事の用事がない限りは、簡単なものでもできる限り自炊して、身体に優しいものを食べるようにしています。すごく些細なことだけれど、これを意識するようになってから自分のエネルギーが整いやすくなってきた気がします。

そして、身体のエネルギーが整えられてきた気がする中で今考えているのは、日々どんなライフスタイルやスケジュールで過ごすことで自分の生産性を最大限にできるか、ということ。生産性、つまり何かを生み出せる状態ために大事だなと思うのは自分が”満たされている”状態であるということが大事だなぁと感じています。”満たされている”というのは、精神的に、そして物理的に。私の場合、リラックスする時間、大事な人と過ごす時間、自分が自分のために自由に使う時間は自分の人生の精神的な満足度を高めてくれます。また毎日過ごす家を整えたり、心地よいようにしたり、旅行で行きたい場所に行ったり、欲しいものを買ったり、美味しいものを食べたり、自分の興味があることを勉強したり、といったことは自分の人生の物理的な満足度を高めてくれます。最近毎日心地よく過ごせるのは、この精神的な満足度と物理的な満足度が比較的保てているからかも。とはいえ9月10月11月に控えている自分なりの様々なチャレンジに向けて、勉強したいこと、インプットしたいことがたくさん。そんな風に取り組める環境があることがとても幸せです。

今年も残りあと4ヶ月。個人的には9月、10月、11月までものすごく動いて、12月から1月初旬の自分の誕生日までは充電期間にあてる予定。今日はそんな最近の状況を残しておきたかった他愛もないブログでした。みなさん、良い週末をー❤️

2017-09-08 | Posted in Blog, GalleryNo Comments » 

 

なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで③

なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで」と題して、私自身のこれまでの経験をシェアさせて頂いています。

私自身がGirls Beeを始めるきっかけとなった原体験、そしてGirls Beeを運営する中で偶然か必然か、向き合い乗り越えざるを得なくなった自分自身の過去のトラウマなどについては記事①から。また人はいつから"『自信』を失う”のか、そしてどうしたらその失った『自信』を取り戻すことができるのか、そして私が自分に等身大の『自信』が持てるようになって言ったプロセスの体験談については記事②をご覧ください。

前回の記事②では、『自信』をつけるにはとにかく”小さな一歩”を積み重ねることが大切とお伝えしました。一方で、ただ闇雲に”小さな一歩”を踏み出しても”なりたい”はかなえることができません。今回の記事では、自分への信頼、自分への自信をを構築しながら、”なりたい”をかなえていく方法についてお伝えします。

 

”なりたい”をかなえられる自分になるための2つのフェーズ

”なりたい”をかなえられる自分になっていくため、そして”なりたい”をかなえるためのプロセスについて今日はお話していきますが、このプロセスは大きく二つに分けられると私は考えています。

ひとつ目は『”なりたい”をかなえるための環境を整える』というフェーズ。そしてふたつ目が『”なりたい”をかなえるために行動をする』フェーズです。

『”なりたい”をかなえるための環境を整える』フェーズ

①自分を一番大切に。自分との時間を一番大事にする。

「自分のことをとにかく大事にしてください」いきなりそう言われても、はじめは何をどうしたらいいのかわからない人が多いはず。また自分を大事にすること、自分を優先しようとすると、それに対して罪悪感のようなものを感じてしまう人も少なくないかもしれません。私自身も、シンガポールに引っ越して、自分自身のこれまでの生活のことを客観的に見れるようになって、また日本で自分が持っていた人間関係から物理的に離れられて初めて、自分との時間を大切にすることができ、また自分との時間の大事さに改めて気付かされました。

自分を一番大切にすること。そのためにまずできるのは、自分の心や頭、そして体が元気でいられることを最優先することです。自分に必要な睡眠時間をしっかりとって、自分が食べたいと思うものをしっかり食べて、時には身体を動かして、心身ともに健康でいられるようにすることがまず大切。その上で、日々の生活の中で、仕事だったり、家族との時間、友達づきあいなど、自分の時間を割いていることを振り返って見てください。ある一定の時間、仕事に割く時間、家族と過ごす時間、そして友人たちと過ごす時間は必要です。でも実際に振り返ってみると、だらだら仕事をしていたり、なんとなく付き合いで顔を出している集まりなどもあるかもしれません。特に日本人は良くも悪くも『人に気を遣う』ということを無意識のうちにしてしまう人種。実は思っている以上に、日々自分のことよりも周りの人のことを気にして生きています。メリハリをつけて仕事をすること、またピンとないもしくは何かの義務感で参加している場所があれば、思い切って参加しないと決めること。日本人の場合は、ちょっとやりすぎかなと思うぐらいの基準で自分を優先すること、自分のために時間をつくるために行動に移しても良いと個人的には感じています。そして、確保できた自分の時間の中で、本を読んだり、勉強したり、ずっとやりたいと思っていた趣味にチャレンジしたり、またとにかく何も考えずにぼーっとする時間を持ってみるのもお勧めです。

日々の生活の中で自分を大切に、そして自分と過ごす時間を大事にすると、少しずつ自分の中の軸が整い、自然と前向きになったり、インスピレーションが湧いてくるようになります。家族やお子さんがいて、なかなか自分だけの時間を確保することが難しいという方も、毎日とは言わずとも、週に一度や2週間に一度など、今の自分の生活の中での出来る範囲で、家族の協力も得ながら、自分だけのために使う時間を確保してみてください。結果的にそれが、一緒に過ごす家族や子どもにも良い影響があるはずです。

②日常生活で自分が好きな”もの”や”こと”にたくさん触れる。”なりたい”の材料を集める。

「”なりたい自分”がそもそもわからない」という声をこれまでに聞くことが多々ありました。特に日々仕事に忙しく、仕事の環境もストレスが多かったり、男性が多い職場にいたり、長時間仕事をしている頑張り屋さんな女性たちからそういう声を聞くことが多い気がします。

どちらかというと男性的なエネルギーを使って物事を動かしていく必要があるビジネスの世界。そういう世界に毎日どっぷりと浸かっていると、気がつかないうちに人が本来は持っている”五感”で感じる感性の力がどんどん弱まってしまったり、塞がっていってしまうことがあります。そうすると『あれ素敵だな』『こんな風になりたい』といったような”なりたい自分”をかなえていくために必要なアンテナや情報もうまく作動しなくなってしまいます。

人が、特に女性が本来持っている”五感”で感じる感性の力を取り戻していくためにまず出来るのは、日常生活で、どんな小さなことでもいいので自分が好きな”もの”や”こと”に出来る限りたくさん触れるようにすること。自分の中で、小さな、そして些細な”嬉しい”とか”好き”といったような気持ちを感じられるようなことを日々大事にしていくこと。そうすることで少しずつ自分の中に感性が戻って、自然と『あれ素敵だな』『こんな風になりたい』『今度はこれをやってみよう』といったワクワクした気持ち戻ってきたり、”なりたい”の材料が集まってくるのを感じられるはずです。

③自分が身を置く環境を整える

人は良くも悪くも自分が身を置く”環境”にとても大きな影響を受ける生き物。”環境”としてあげられるのは、自分が住む家やエリア、毎日通勤する経路やその時に見える景色、仕事をするオフィス、そして仕事やプライベートを含めた自分を取り囲む人間関係。人は無意識のうちにそうした環境に影響を受けています。

そうはいってもなかなか住む場所をすぐに変えたり、オフィスを変えたり、といったことは難しいかもしれません。でも大きな変更はすぐにできなくても、自分にとって身近で多くの時間を過ごす部屋やデスクをより心地よくする工夫は出来るはず。綺麗に保つことはもちろん、自分が安心できたり、リラックスできたり、モチベーションが上がるようなアイテムを増やしたり、揃えたりすることはできるのではないでしょうか。

そして住む場所やオフィス環境と同様、もしくはそれ以上に自分に影響を与えている人間関係。厳しいことを書くようですが、本当に自分が”なりたい自分”になりたい、かなえたい人生がある場合、人間関係についても見直す必要があります。人間関係の整理をする方法・考え方については、以前DAILY ANDSに寄稿させていただいた記事をご参照ください。

以上が『”なりたい”をかなえるための環境を整える』フェーズの3つのステップです。

 

『”なりたい”をかなえるために行動をする』フェーズ

④”なりたい”を思い描く

『”なりたい”をかなえるための環境を整える』フェーズの3つのステップで環境が整ってきたら、次は”なりたい”をかなえるために行動に移していきましょう。私としてそのためにまずお勧めするのは『”なりたい”を思い描く』ということ。地図を持たずにただ道を進んでも、気がついたら望んでいた方向と全く別の方向に行っているということにもなりかねません。”なりたい”自分の描き方については以前こちらの記事にご紹介させていただきましたので、ぜひご参考に”なりたい”自分を描いてみてください。

こういう話をすると、自分には”なりたい姿”や目標が思い浮かばない、”やりたいこと”が見つからない、”やりたいこと”が特にない。。と心配される方がいらっしゃいます。目標が思い浮かばないこと、”やりたいこと”が見つからないこと、”やりたいこと”が特にないことというのは、間違っているわけでも、それ自体が悪いことでも全くありません。というのも私自身これまでの転職支援の仕事やGirls Beeを通じて様々な方の人生や自己実現の場面を垣間見させていただいた中で、人がキャリアを積んだり、人生を歩んで行くにあたってはおそらく大きく2タイプいると考えています。ひとつは「これだ!」という目標ややりたいことを思い描いて、そのために行動して行く『目標達成型タイプ』。もうひとつは、目標ややりたいことは特にないけれど、目の前にきた機会やチャンスに最大限取り組んで、それがまた次のチャンスに繋がって、、という『積み上げ型タイプ』。どちらが良いとか悪いとかは全くなく、自分にどちらがあっているか、という話。また同じひとりの人の人生でも、人生のステージの中で『目標達成型タイプ』でいくタイミング、『積み上げ型タイプ』でいくタイミング、両方を経験することもあるように思います。それから”やりたいこと”という具体的なものが浮かばなくても、”なりたい自分の姿”、こうなれたら素敵だなーというのは、誰にでもあるものではないでしょうか。『目標=やりたいこと』ではなく、『目標=なりたい自分自身の姿』という風に置き換えて見えると、思い浮かべられるものがあるかもしれません。

一方で、目標が思い浮かばない、”やりたいこと”が見つからない、”やりたいこと”が特にないという背景に、上記の環境のフェーズで書いたように、自分の感性が塞がってしまっていたり、自分の可能性を自分で否定してしまっている、ということも考えられます。その可能性が考えられる場合には、上記に書いた方法で自分の感性を取り戻していくことで、目標を考えられるようになったり、やりたいことが思い浮かぶようになるかもしれません。

⑤”なりたい姿”に向かってとにかく行動する。小さなチャレンジを積み重ねる。

行動すること。現実の世界で”なりたい”をかなえて行くためには、この『行動』が一番重要です。かと行って闇雲に行動しても”なりたい姿”に近づくことはできません。④でまず”なりたい姿”をイメージをして、それができたら、そのイメージに近づいて行くためにできることを行動に移していきます。

”なりたい”をかなえるための行動、そのひとつひとつは実は本当に地道で小さなものです。著名な方や、自分の身の回りで活躍している人を見ていると、さも簡単に大きな一歩を踏み出したり、飛び越えたりしているよういん見えたり、感じたりすることがあるかと思いますが、そんな人たちも最初の最初に踏み出した一歩はとても小さくて地道な一歩だったはず。そして今もその人のなりの『小さくて地道な一歩』を踏み続けているはずです。また自分にとって『小さくて地道な一歩』を繰り返して行くうちに、気がついたら数年前の自分では想像できなかった大きな一歩を踏み出せる自分になっていることにも気がつけるはず。そしてこのプロセスこそが、今回の記事の一番のテーマである『自分自身に対する信頼』『自分自身に対する自信』を構築して行くことにつながります。

例えば会社から与えられた目標だったり、誰かから与えられた目標を達成したり、実現に向けて努力することも、自信を構築するための助けにはなります。でも『自分に対する信頼』『自分に対する自信』を構築する一番の方法は、自分が自ら描いた目標や姿に対して、努力するプロセスを経験し、自分なりに達成することだと私は考えています。

⑥”なりたい”に届いたらそれをしっかり味わう

”なりたい”姿や目標に辿りついたら、しっかりその達成感や充実感を味わうことも大事にしてください。私自身もそうですが、目標を達成すると、すぐ次の目標を探し始めてしまうことがあります。もちろんそれも大事ではありますが、その前に少し時間をとって、自分がその目標を持った頃のことを振り返って見ましょう。そして自分なりに努力したプロセス、そのプロセスで協力してくれたり、支えてくれたり、関わってくれた人たちを思い浮かべてみること。そして、目標を達成できた自分の今の気持ちを感じ切ること。こうしたプロセスが、自分に対する信頼、自分に対する自信を強化してくれ、また次の目標を見つけたり、それに向けてまた新たな一歩を踏み出すためのエネルギーにもなります。

 

自分の今の状況に合わせて重点を決める

『”なりたい”をかなえるための環境を整える』というフェーズ、そして『”なりたい”をかなえるために行動をする』フェーズ。自分への信頼、自分への自信をを構築しながら、”なりたい”をかなえていく方法の6つのステップを二つのフェーズに分けながらお伝えしました。このプロセスを日々の生活の中でひたすら繰り返して行くことで、自分への信頼、自分への自信をを構築しながら、着実に”なりたい”をかなえていくことができます。一方で、現在の自分がどのような状態であるかによって、どちらのフェーズに重点を置くかを調整することも可能です。”なりたい自分の姿”や”やりたいこと”といったことがあまり思い浮かばなかったり、現実的に心身ともに疲れていたり、自分が何を求めているかわからない、といった方は『”なりたい”をかなえるための環境を整える』フェーズを重点的に取り組むことからぜひはじめて見てください。

このプロセスは、私自身がこれまで取り組んできたこと、うまくいったこと、行かなかったことを踏まえながら、どうしたら効率的にかつ効果的に”なりたい”をかなえることができるかを言語化したもの。先日日本への一時帰国の際にGirls Beeで開催させていただいたイベントでお話した内容を編集して記事にしました。

3つの記事に分けてお送りした「なりたいをかなえる『自信』のつくり方」は今回で一旦完了。来月からは「なりたいをかなえる『心の持ち方』」をテーマに、今回ご紹介した”なりたい”をかなえるプロセスの中で、より生きやすく、またより”なりたい”をかなえやすくなる『心の持ち方』をテーマに記事を書いて行く予定です。どうぞお楽しみに!

”Find yourself, Be yourself, Be what you want to be"

これはGirsl Beeのロゴに載せているコミュニティメッセージ。こちらの記事を通じて、”なりたい”を見つけ、自分らしさを大切に、”なりたい”をかなえていける人が増えますように。

感想やご意見、リクエストなどありましたら、ぜひ(manapy17(アットマーク)gmail.com)までお気軽にお寄せください!喜びます❤️

2017-08-22 | Posted in Blog, GalleryNo Comments » 

 

なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで②

前回から数回に渡って「なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで」と題して、私自身のこれまでの経験をシェアさせて頂いています。

前回の記事では、私自身がGirls Beeを始めるきっかけとなった原体験、そしてGirls Beeを運営する中で偶然か必然か、向き合い乗り越えざるを得なくなった自分自身の過去のトラウマ、を中心にお話させていただきました。今回は『自信』ついて、人はいつから"『自信』を失う”のか、そしてどうしたらその失った『自信』を取り戻すことができるのか、そして私が自分に等身大の『自信』が持てるようになって言ったプロセスの体験談をご紹介したいと思います。前回の記事をまだ読んで頂いていない方はこちらからどうぞ。

 

”『自信』のない赤ちゃん”なんていない

先日たまたまfacebookに出てきたものすごく前に投稿したこの写真。これは私です。おそらく1-2歳ぐらいの時。もちろん当時のこともこの写真を取られた時の記憶もありません。ただ、この写真のこの自分の笑顔を見ていると、自分のことながら、当時の私には恐れも不安も何もなく、ただただ自然体でいたんだなということを感じることができます。

そしてこの写真を見ながらふと思いました。そういえば”『自信』のない赤ちゃん”って見たことないな、と。そうなんです。多分どんな大人にも赤ちゃんだった頃があるはずで、その時には何の恐れも不安も何もなくて、とにかくただ自分という存在があって、『自信』という言葉で表現するまでもなく当たり前のように自然体で入られた自分がいたはず。それが、成長すること・大人になる過程の中での家族や友達、社会で出会う人との関わりを通じて、自分の自分自身に対する解釈や定義、パターンを持つようになったり、人からどう見られるかということを気にするようになっていきます。もちろんそれは悪いことだけではなくて、自分で自分のことを理解できるようになること、関わる人の気持ちを配慮して動けるようになることは、ひとりの大人として社会生活を営んでいく上では必要不可欠です。一方で、それが度を過ぎると、自分を極端に過小評価してしまったり、失敗を恐れるあまり新しい挑戦ができなくなったり、自分の感性が塞がってしまって、自分が何が好きで、何をしたいのかすらわからなくなってしまうことがあります。前回の記事にも書いた通り、日本は謙遜や協調性といったことが美徳とされる社会。それもあってか、日本人の大人はそういう状態になってしまっている大人が結構多い気がしています。

 

失った『自信』を取り戻すプロセス

生まれた時にはみんな当たり前のように、また言葉にするまでもなく持っていたはずの『自信』。(前回の記事でも書いた通り、ここでいう『自信』とは、誰かに見せつけるものではない、自分の中の自分に対しての静かなでも確かな信頼のことを意味しています。)そして、成長する過程の様々な経験の中で自分の中になくなってしまった、あるいは小さくなってしまった『自信』。”なりたい”をかなえていくためにはこの『自信』を自分の中で回復させることが必要不可欠です。

ではどうやってその『自信』を回復させるのか。結論から言ってしまうと『自分の中での小さな小さな一歩を踏み出し続け、その踏み出した一歩から小さな小さな成功体験を重ねていくこと』これに尽きると思います。この小さな一歩は、本当にどんなに小さなことでも大丈夫。とにかく自分で考えて決めた”小さな一歩”。それに対して、自ら行動してこの”小さな成功”を積み重ねていくことが大切。そうすることで、本当に少しずつですが、自分の中で自分に対する信頼が生まれて、最初は小さな歩幅の”小さな一歩”も、次第に大きな歩幅の”小さな一歩”が踏めるようになっていきます。

また、『自信』を取り戻す初期のプロセスにおいては人の力を借りることもとても有効です。小さな一歩でも踏み出し続けていると、それを評価してくれる人に出会ったり、次なるチャンスを与えてくれる人に出会えることが多々あります。誰でも、人から認められたり、褒めてもらうのは嬉しいこと。特に『自信』を取り戻す初期のプロセスにおいては、小さな一歩を踏み出し続けるためのモチベーションになってくれたりと、とても効果的なケースもあります。ぜひそういう人が現れたら、その存在を存分にありがたく活用させて頂きましょう。

とはいえ、最終的には、人からの評価や賞賛に依存せずに、常に自分で自分を動かし続けられること、自分で自分を鼓舞し続けて行動し続けることができることが、真の自分自身に対する信頼、すなわち『自信』の形成につながります。

 

私自身の体験から

思い返してみると、私自身が自分で自分の目標を決めて、それに対して自分で行動する、ということを始めたのは大学受験の頃。当時、現在の私の母校であるICUにどうしても入学したくて、また前回の記事にも少し書いた通り自分の中学校・高校生活に当時は不満があった(今となっては全て良い経験・良い思い出です笑)こともあって、自分なりに一生懸命勉強しました。正直、勉強に能動的かつ真剣になったのは人生でその時が初めてでした。そうすると少しずつ自分の成績が良くなったり、当時通っていた塾でのレベル別のクラスが上がったり、と言った結果が見え始めて。またそういうプロセスの中で、自分のことを褒めてくれたり、見込んでくださってきめ細かく指導・鼓舞くださる先生にも恵まれました。それもあって結果的に自分が一番行きたいと思っていた大学になんとか入学することができました。

一方、そんな喜びもつかの間。大学に入ってみると周りは自分よりも勉強ができる人ばかり。自分なりに多少自信のあった英語なんて、自分のレベルが箸にも棒にもかからないぐらい流暢に使いこなす海外で育った経験を持った同級生たち。入りたかった大学に入れた喜びも早々に、また自分への自信を失いました。そんな中、自分の得意なこと、自分のやりたいことってなんだっけ、ということを改めてまた模索する日々が始まります。

そして行き着いたのは、私自身はビジネスの世界に興味があるんだ、ということ。ICUはどちらかというとアカデミックな人志向の人が多く、また学生が将来目指す方向性も学術の世界や、国内外の政府系機関、国際協力関係のなどを選ぶ人も多くいます。私も入学当初はそんな方向性もありかなと考えてみたこともありましたが、自分なりにそういう組織の関連の勉強会に足を運んだり、実際に海外でボランティア活動なども本当にわずかながら経験した結果、私はやりたいことをビジネスの世界の中で実現したいんだ、ということが見えて来ました。他の大学に比べると、ICUはビジネス関係の学生団体やコミュニティが当時は(今も?)少ない状況。そこで、学外の団体が運営しているビジネスコンテストや、当時はそこまで一般的ではなかった企業でのインターンシップなど、なんとか色々な機会を見つけてに参加するようになりました。そこで出会った同世代の仲間から色々な刺激や学びを得たり、出会った先輩方からは新たなチャンスを頂いたり、新しい世界が見える場所に引き上げてくださったり。そのプロセスの中で特に深く関わった人たちとは、現在でもお付き合いがあります。

このプロセスも、本当に”小さな一歩”の積み重ねでした。何もないところから、ビジネスコンテストの情報を見つける。そして勇気を振り絞って応募してみた。そして審査が通った。そして参加してみたら、これまで出会ったことのない種類の同世代の仲間と、社会人の先輩たちに出会えた。そしてそこからまた次のチャンスを頂いた。。というような本当に本当に”小さな一歩”の繰り返し、そして積み重ね。そんなことをしている間に、初めは自分に自信がなかったし、小さなことでも新しいチャレンジするのにとても大きな勇気が必要だった私も、次第にその足取りが軽くなり、どんどん前に進んで、チャンスを掴んで行けるようになっていきました。

 

というところで、今回はここまで。

次回はいよいよこのシリーズ最後(おそらく)。『自信』をつけるにはとにかく”小さな一歩”を積み重ねることが大切と今回の記事の中でお伝えしました。一方で、ただ闇雲に”小さな一歩”を踏み出しても”なりたい”はかなえることができません。次回の記事では、自分への自信、自分への信頼を構築しながら、”なりたい”をかなえていく方法についてお伝えします。

2017-08-11 | Posted in Blog, GalleryNo Comments » 

 

なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで①

先日Girls Beeの東京でのイベントでは「なりたいをかなえる『自信』のつくり方をテーマにお話させていただきました。『自信』テーマにした理由は、それが私がGirls Beeを始めることになった原体験だったから。日本に帰って私自身がスピーカーとしてお話させていただくにあたり、原点に立ち返ろうと思いこれをテーマにお話させていただきました。

ここでいう『自信』は、誰かに見せつけるものではない、自分の中の自分に対しての静かなでも確かな信頼のことを意味しています。最近、この『自信』について改めて考えたり、関連する本を読んだりしていますが、とても奥が深い。そしてこの『自信』は、Girls Beeのテーマであり、私自身のライフテーマでもある「”なりたい”をかなえる」に当たって最も重要で、最も必要不可欠な”あり方”だと改めて感じています。逆にいうと自分に対する信頼である『自信』があれば極端な話どんな”なりたい”もかなえられると思うのです。

現在私は、今の私が思い浮かべる”なりたい自分”をかなえる道の途中にいます。一方で、今の私の姿は、数年前、例えば5年前の私からすると、当時”なりたい”と思い浮かべていた自分姿にとても近いです。もちろん100%ではありませんし、”なりたい”姿が少し変わった部分もあります。でも海外に住むこと、日々いろんなバックグランドの友人に囲まれて過ごすこと、英語をメインに日常生活や仕事をすること、そんな風に思い浮かべていた”なりたい”自分の姿はかなえることができました。今の私はこれから私が”なりたい自分”になっていける道半ばではありますが、確実に近づいていけるという漠然とした自信のようなものもあります。

そこで今回から数回に渡って「なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで」と題して、私自身がGirls Beeを始めるきっかけとなった原体験、そしてGirls Beeを運営する中で偶然か必然か、向き合い乗り越えざるを得なくなった自分自身の過去のトラウマ、そしてこれまでの全ての経験を通じて自分に等身大の『自信』が持てるようになった背景、その方法についてご紹介していきたいと思います。

先日のイベントには参加者の方には参加費をお支払いいただいてお話した内容も一部含めています。イベントに参加いただいた方々には、Blogなどの文字では伝えきれない内容や温度感、エネルギー、そしてあの場に一緒に居合わせた縁のある方々との繋がりに対して参加費をお支払いただいたとご理解を頂けますと幸いです。

 

Girls Beeを始めることになった幼い頃の原体験

私は生まれたのも育ったのもずっと日本です。30歳で自らシンガポールに引っ越すまで海外に住んだ経験は一度もありません。一方、海外を含めて旅行が好きな両親の影響もあって、小さい頃から海外に遊びに行く機会は多数ありました。

海外に行く度に幼心にいつも感じていたひとつの疑問と願い。
『どうして海外の女性は堂々と自信を持って輝いているようにみえるんだろう』
『自分を含めた日本の女性が自分と自分の人生に自信をもって堂々と生きていけるようにしたい』

日本人の女性には、内面・外見含めて素晴らしい女性がたくさんいます。一方で、持っている個性や可能性を外に出さずに内に秘めている人も多い。漠然と自信がなかったり、何かに遠慮していたり、一歩を踏み出すことに心理的に大きな壁があったり。これは日本という謙遜や協調性が美徳とされる社会・文化の中で生まれ育ってきたこと、”周りに合わせる”ことや”出る杭にならない”ことを求められる環境の中で長く生きてきたことが大きく影響していると私は考えています。

だからと言ってただ”海外かぶれ”になるのは違う気がします。日本人の女性が持っている優しさ・誠実さ・柔らかさなどの要素を維持しながらも『自信』を持って堂々と生きいく。そんな風に自分自身なりたいし、そういう生き方ができる日本の女性を増やしたい。いつかそれに関わることができたら、と当時は心の中で小さくでも確かに思っていました。

 

『人の可能性を引き出すことを仕事にしたい』という軸

大学生の頃、手探りながらいろいろな経験をする中で『人の可能性を引き出すことを仕事にしたい』という自分の軸に辿りつきました。『人の可能性を引き出すこと』ができるいろいろな選択肢を考えた結果、まず最初に自分自身が社会人として取り組むことを選んだ仕事は転職エージェントの仕事。『転職』を通じてその人の人生がより良い方向に、より望む方法に変わって行くことをお手伝いすること。実際それを仕事にしてみると、きれいごとだけでは済まされないことがよくわかりました。それでもそのお仕事はとてもやりがいがあるものでした。

そんな中、私自身も自らのキャリアを考え、26歳の時に初めての転職を経験します。すると、もともと転職支援の仕事をしていたことはもちろん、私自身も転職をした経験者になったからか、より周りの特に同世代の友人たちからキャリアについて、将来についての相談をもらうようになりました。ひとりひとりの話を聞いていると、周りの友人、特に女性の友人たちが何かモヤモヤと悩んでいたり、一歩を踏み出すことを恐れていたり、何か見えない壁のようなものを感じている人が多い。一方で、私が何かしらの形で、人を紹介したり、場を紹介したり、場合によっては仕事を紹介して、一歩踏み出す後押しをすると、これまでとは全く見える世界が変わったり、本人が『なりたい』という方向に確実に近づいた、というような場面に多数出くわすようになりました。

もともと『人の可能性を引き出すことを仕事にしたい』という軸で仕事を選んでいた私にとっては、転職支援の仕事はそれを実現するためのひとつの手段であり、また自分自身が世の中のこと、世の中の人の様々な生き方、人生に触れるためのひとつの経験にすぎませんでした。また転職支援の仕事を経験する中で、転職をすること以外でも、人の人生が良い方向にひらけて行くように支援することはできるし、そういう仕組みをつくりたいとも思うようになっていました。個別に友達にアドバイスや紹介をすることもできるけれど、組織化した方が少しでも社会にインパクトを与えられるのではないだろうか。そう思ったことからGirls Beeというコミュニティとして新たに『人の可能性を支援すること』を始めることになりました。

 

Girls Beeのスタート、そしてGirls Beeの活動を続ける中で向き合った過去のトラウマ

Girls Beeをスタートさせたのは2011年9月。最初は、Girls Beeが提唱するコンセプトに共感してくれる私自身の身近な友人たちを集めて月1回程度集まることから始まりました。そして本格的にいろいろなプログラムを提供するようになったのは2012年から。Girls Beeの根底にある設立当初からある変わらないコンセプトは『ひとりでも多くの女性が、素直に、元気に、楽しく、そして自分らしく、個性、能力、才能、可能性を最大限に発揮して、それぞれの人生を最大限に生きることができることができるような社会を実現する』こと。女性が仮に独身であろうと、結婚をしていようと、子どもがいようと、ひとりの女性として最大限に人生を味わうことができるようにすること。そんな世界観を実現し、ひとりひとりの女性が『なりたい』自分を実現して行くことができるきっかけを提供する場所として、現在に至るまで運営してきました。根底にあるコンセプトは設立当初より変わりませんが、提供する内容はその時その時に私自身が見えていた世界や環境、時代や経済の流れ、そして巡り合ったご縁などによって形を変えてきています。

たくさんの方に応援していただき、助けていただきながら、もうすぐ活動を始めて丸6年になるGirls Bee。自分自身がやりたくて始めたことですが、その道のりは楽なものではありませんでした(そして今も・笑)。今となっては若干信じられないような話ですが、小学校高学年でのあるトラウマがあって、何かの組織でリーダーをやるということを中学校以降一切避けてきました。そしてさらには『女性恐怖症』。中学校・高校の6年間を女子校で過ごしたのですが、その時のあることあって、女性を信じること、そして人を心の底から信じること全般がそれ以来できなくなっていました。(具体的にどんなことがあったのかは変な誤解を生むと良くないのでここでは割愛します。ちなみに今はその出来事やそれに関わっている当時の友人たちへのわだかまりは全くありません。私にも至らないところが多々あったし、必要な人生経験だったと解釈しています。)

Girls Beeという組織は私自身が作ると決めた運営責任のある女性のためのコミュニティ。偶然か必然か、Girls Beeという活動を運営して行くことを通じて、私自身が自分の過去のトラウマと向き合うことになりました。確かにそのトラウマの傷は自分の中ではとても深かったようなのですが、それよりも「Girls Beeを運営したい」という気持ち、「Girls Beeを通じて私自身も”なりたい”自分をかなえたい」と気持ちがものすごく強く、無我夢中で運営に奔走しているうちに気がつけばそのトラウマは克服していました。

 

と、今日はここまで。

次回は、『自信』ついて。人はいつから"『自信』を失う”のか、そしてどうしたらその失った『自信』を取り戻すことができるのか、そして私が自分に等身大の『自信』が持てるようになって言ったプロセスの体験談ご紹介したいと思います。

こちらの絵は以前水墨画家の鮫島たまよさんにGirls Beeをテーマに描いていただいたものです。

2017-08-07 | Posted in Blog, GalleryNo Comments » 

 

たくさんのなりたいが叶った7月と今の自分へのメッセージ

7月も今日で最後。7月は本当に盛りだくさんな1ヶ月でした。7月の3日まで日本にいたとは思えないほど、日本に帰った時の記憶が遠くなりつつあります。。

私が運営するコミュニティGirls Beeのテーマは「あなたの”なりたい”」がかなう。Girls Beeに関わってくださる女性たちが”なりたい”をかなえるきっかけを掴む場所となること、そして私自身もGirls Beeを通じて”なりたい”を叶えていくこと。2011年に設立した当初からそのテーマは変わりません。

この7月は本当にたくさんの私自身の”なりたい”が叶った1ヶ月でした。去年妄想していたことは半分以上かなったんじゃないかっていうぐらい。せっかくなので、その主なことをここに残しておこうと思います。

 

叶ったこと①:一時帰国をしての東京でのGirls Beeのイベント開催

7月1日に渋谷でGirls Beeのイベントを約18ヶ月ぶりに開催しました。テーマは「なりたいをかなえる”自信”のつくり方」、Girls Beeを始めることになった原点でもある”自信”について。私自身、全く自分に自信を持てなかった過去から、少しずつ自分に自信をつけて”なりたい”を叶えられるようになった方法について。またGirls Bee Onlineで取り組んでいる日本人以外の女性の生き方から学ぶ”自信”のつけ方について、トークイベント式にお話させていただきました。

詳しくはこちらに記事になっていますのでご興味のある方はご覧いただけましたら幸いです。実はGirls Beeで私自身が単身スピーカーとして登壇するイベントの開催は初めて。イベントは何度企画しても緊張感があるもので、何度企画をしても、企画する度に『私はすごくやりたいけれど、この企画にみんな本当に興味を持ってくれるだろうか』という思いがいつもよぎります。ましてや今回は私自身がスピーカー。私が話すコンテンツが全てなわけです。言い訳ができません。

そんな不安と恐怖(笑)を乗り越えて迎えた当日。Girls Beeに設立当初から参加してくださっている方々や何度も参加してくださっている方々、お友達の紹介で来てくださった方々、私の昔からの友人、私のfacebookやblogでの発信に興味を持ってくださり、そこから参加をしてくださった方々など、当初の予定を大幅に上回る全体で約40名ほどの方が足を運んでくださいました。そんな中、私なりに今の私が伝えられる最大限で、参加してくださったみなさんにとって『明日からまた頑張ろう』とか『あ、もっと自由に生きていいんだ』とか『もっと私自身の感覚を信じて、自分の道を追求していこう』など心と足取りが軽くなるようなそんな内容をお届けしたつもりです。実際に参加してくださったみなさんの参加後の感想でもそのようなお声をたくさんいただき、私自身にとっても自分の中にまた一つ”自信”を積み重ねることができました。

Girls Beeがとても誇りにしているのは、参加してくださる方々の質がとても良いこと。みなさん今の仕事や目の前のことに一生懸命取り組んでいて、それでいてこれからのことをどうしようか考えている。そのための行動力もある。そして見た目も心も美しい人たち。実際に参加者の方からも、参加者に素敵な方が多く、横のつながりがつくれたことを喜んでくださった方々が多数いました。イベントは主催する運営者、コンテンツはもちろんですが、そこに参加してくださる参加者の方があってこそ成り立ちます。ご参加いただいた皆さん、また開催にあたり各方面から応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 

叶ったこと②:英語で寄稿記事を書いて発信すること

そう、ずーっとやりたかった英語で記事を寄稿するということ。それがついに実現しました!

今回寄稿させていただいたメディアはLadyBoss Asia・シンガポールを中心にアジアで活躍する女性起業家やビジネスリーダーが集まるコミュニティ・メディアです。

寄稿第一弾は”A self guide to find what you truly want to be" 私自身がなりたいをかなえるために定期的にしている「ひとりミーティング」についてその内容や方法をご紹介させていただきました。

そして続いて寄稿第二弾は”How to take a meaningful solo trip to Bali" 大好きなバリで、女性のひとり旅にオススメの過ごし方、そして滞在先についてご紹介させていただきました。

英語での寄稿は自分自身経験を積みたい分野なので、今後も継続していく予定です。今後の記事の内容についてはどうぞお楽しみに!

 

叶ったこと③:Girls Beeのイベントをシンガポールで多国籍な女性に向けて開催すること

そして、これもずっとやりたかったこと。Girls Beeのイベントをシンガポールで開催する機会に恵まれました。

今回はシンガポールでの初めての企画ということで、Walton International(米系不動産投資会社)の共催・協賛で、女性向けのファイナンシャルリテラシーのセミナーを開催しました。今回スピーカーとしてお話してくださったのは、Girls Bee Onlineでもインタビューにご協力くださったFennyさん。自分の生活水準を維持するのに将来どれぐらいのお金が必要なのかをしる簡単なワーク、そしてFennyさん個人が投資に興味を持った理由、女性ならではの投資の注意点、そして実際にFennyさんが投資をしているポートフォリオまでお話してくださいました。

また参加してくださった女性方は、シンガポール人、日本人、インド人、ポーランド人、マレーシア人、アメリカ人など、国際都市シンガポールならではのバラエティに富んだ参加者のバックグラウンド。こちらの詳細についてはまた別途後日記事が出る予定です。

英語で記事を書くこと、また多国籍の参加者に向けたイベントを開催することに共通していますが、ただ英語で記事を書くこと、イベントを開催することであればそんなに難しいことではありません。私の中で難しかったのは「シンガポールにいる人たち、また英語で情報を届けられる人たちにとって、何が求められているコンテンツなのか」ということを掴むことでした。この2年間、いろんなイベントに足を運んだり、いろんなコミュニティに顔を出したりして、ようやくそれが少しずつ掴めてきた感覚です。大きなくくりでは、国籍が違おうと、人間は人間。同じような経済水準や生活水準で生活する人たちの思考やニーズは国籍は違えど、近いものがあると思います。でもその表現方法やアプローチ方法は全く異なる。私もまだまだ言語化できていない部分が多いですが、そういう部分も引き続き自分の中で探求・追求していきたいと思います。

本当にたくさんの”なりたい”が叶った7月。そして今も足元で動いている話や進めている話があって、それらは8月以降にまた順次”叶っていく”予定。

いろいろなことが叶って、いい流れがある今だからこそ、足元をしっかりみること。周りで支えてくれる人たち、関わってくれる人たちへの感謝を大事にすること。そして、周りの様子や外部の情報に振り回されるのではなく、常に自分自身との戦いであることを忘れないこと。これが今の自分へのメッセージ。

週末参加したヨガのあとにはこんなメッセージも受け取りました♡

今回も結局前回に続き徒然な私に自身の備忘録のような記事なってしまった(笑)明日から8月だー!

2017-07-31 | Posted in Blog, GalleryNo Comments » 

 

ゲスト講義をさせていただきました:跡見学園女子大学(谷本ゼミ)

先日の日本への一時帰国の際に、跡見学園女子大学で兼任講師を勤められている谷本有香さん(ジャーナリスト・Forbes Japan副編集長・Forbes Japan Web編集長)にお招きいただき、ゲスト講師として講義をさせていただきました。

今回ご依頼を頂いた際に特に内容について細かなご指定はなかったので、私の方で何が良いかなと考えた結果
「DESING YOUR LIFE -これからの時代のライフ・キャリアのつくり方」と題してお話をさせて頂くことに。

具体的な内容は、ざっくりと以下のような内容を私自身のこれまでの仕事での経験、そして広い意味では人生全体としての経験を踏まえてお話を。
①イントロダクション(自己紹介、これまでの経歴、これまでの仕事を選んだ理由、そしてシンガポールに移った理由など)
②『今の労働市場で起こっていること』について
③『海外で働くこと』について
④『海外の女性の生き方』のご紹介
⑤『”なりたい”をかなえる』こと、そしてその方法について

今回お邪魔させて頂いたのは、文京キャンパス(3年生のクラス)と新座キャンパス(2年生のクラス)。
久しぶりの日本語での長時間のプレゼンテーションで、どれぐらいちゃんと話せるか少し私自身緊張して臨みましたが、いざ話してみると伝えたいことがたくさんあって、それぞれ90分をほぼ使い切るような形でお話させていただきました。

いろいろなトピックを短時間に詰め込んでしまいましたが、参加してくださった皆さんそれぞれに何か響く部分があったら嬉しいなと思います。参加してくれたひとりひとりの学生さんが、社会からの期待や日本の常識・固定概念に縛られることなく、心から生きたい人生を生きていけますように。

また今回の機会をくださった谷本有香さん。ジャーナリスト、ForbesのWeb版の編集長などマルチにご活躍されている、私にとって最も憧れる日本人女性のひとりです。そんな憧れの有香さんからいただいたお話、そして去年から打診いただいていたお話をようやく実現できて、今回の一時帰国がより充実したものになりました。
機会をくださいました谷本有香さんに、改めまして御礼申し上げます。

※ゲスト講義に関するお問い合わせについて:
現在、私自身の日本への帰国頻度は不定期になっております。ただ予めご相談を頂けましたら、次の帰国の日程が決まり次第、もしくはご相談に応じて一時帰国を検討することも可能です。条件等含めた詳細のお問い合わせは、以下のメールアドレスまで直接お問い合わせくださいませ。
Email: manapy17*gmail.com (*を@にご変換ください)

2017-07-17 | Posted in Blog, Gallery, WorkNo Comments » 

 

18か月ぶりの日本一時帰国についての徒然日記

ここのところ瞬く間に時が過ぎていきます。Facebookにはわりとタイムリーにいろいろと残していますが、いろいろブログに残したいこともあるなぁと思いながら今日に。前回更新したのはなんと4月!(汗)確かに3月4月あたりからあんまり細かな記憶がありません(笑)ということで、今日は久しぶりに最近あったこと、特に18か月ぶりの日本一時帰国について記録を残しておこうと思います。

先日6月24日から約10日間ほど日本に一時帰国して来ました。日本に帰ったのは実質18ヶ月ぶり。
『次回に日本に帰るときは、単にのんびり過ごすだけじゃなくて、何かやってこよう!』と思っていたところ、大学の授業でのゲスト講義の話をいただき、また自身が運営するGirls Beeでもイベントを開催することになり、約1ヶ月ぐらい前からそわそわバタバタと準備を進め、あっという間に帰国の日に。(これらのことについては、また改めて記事を書きたいと思います)
帰国する直前、飛行機の中でも、なぜか緊張していた私。でも一度空港に降り立つと、そこはやはり生まれ育った国日本。すぐに”あたかも昨日までそこにいたかのような気持ち”になりました。(笑)

帰国してすぐに家族で週末だけの箱根の小旅行に出かけ、美味しいご飯を早速たくさん食べて、神社にお参りしたり、おみくじを引いたり、散歩したり。日本の自然に久しぶりに触れてとても気持ちよかった!シンガポールやバリでも自然にたくさん触れていると思いますが、日本の自然は東南アジアの自然とはまた異なって、もうちょっと優しいエネルギーというか、繊細なエネルギーのような感じがします。

旅行から戻って残りの1週間予定はみっちり。妹と一緒にディスニーシーに行くとか(笑)おばあちゃん家におばあちゃんに会いに行くとか、そういう大事な家族との予定は確保しつつ、あとは講義やイベント、それ以外は1日3-4アポというような日々。(一応バケーションなのにまるで出張のようw)
本当はもっともっとたくさんご挨拶したい方々やキャッチアップしたい方々がいたのですが、限られた滞在期間ということもあって、どうしても会いたかった方、前々からお約束していた方、直近で何かご一緒させて可能性のある方を中心にお時間をいただきました。そんな中でも少し余裕を持ってアポイントを組んでいた中で、普段日本以外の国にいてたまたま帰国が重なった友人や、なんでここで会うの?!という友人にばったり都内で会うということが2回ぐらいあったり(笑)、たまたまタイミングよく久しぶりにお会いできてこれからにつながるキャッチアップができた方がいたり。。やっぱり『会わなきゃいけない人には会えるようになってるんだなぁ』ということを強く感じた滞在でもありました。

家族と久しぶりに過ごしたり、親しい友人たちと久しぶりにあったり、前職のMid-year Partyにもお招きいただいたり、みんなに『おかえり〜!』と言ってもらえる温かい場所があるのは何にも代えがたいです。滞在中温かく迎えてくださった皆さん、本当にありがとうございました!

冒頭で『あたかも昨日までそこにいたかのような気持ちにすぐなりました』と書きましたが、到着してすぐはそう感じた一方で、何日か日本で過ごしていると、特に何日か東京で過ごしていると日本の変化を感じる場面が少しずつ出て来ました。以前、仕事でよく歩いていた東京駅の丸の内や大手町界隈、そして銀座界隈、新しいビルや商業施設がたくさんできて、景観が変わっていたり。偶然再会した友人たちがいずれも自分で会社を立ち上げて仕事をしている人たちで、そんな人たちからそのビジネスやその周辺の話を聞いていると、日本でも新しい動き、新しいビジネス、新しい働き方が出て来ているんだなぁということを肌でも感じることができたり。日々新聞やオンライン上のニュースで日本の情報はもちろんたくさん入ってくるけれど、やっぱり遠くで聞いているのと、実際にその場でその環境の中にいる人たちの生の声を聞くのとではインパクトが違う。

そして自分自身の変化も。大学での講義やGirls Beeでのイベント、そしていろいろな方とキャッチアップをさせていただいた中で、以前よりも自分自身の引き出しが増えていること、また自分の中から出てくる考えやアイディアも、日本にいた頃の私だったら出せなかったものが出せるようになって来ていることを感じました。また英語も、以前だと日本語の思考回路と英語の思考回路を行ったり来たりさせることにとても脳がストレスを感じて、数日でも日本語のみの環境にいると自分の英語の思考回路が一気に低下してしまうように感じることがありましたが、今はそれをほとんど感じなくなりました。それもあってか、日本での滞在期間中ほとんど英語を使わず過ごしましたが、シンガポール戻ってすぐも特に違和感なく英語を話し始める自分がいたり。まだまだ発展途上ではあるけれど、以前の自分と比べると少しは成長が感じられて、18ヶ月日本に帰らず頑張った甲斐があった(笑)と思ったと同時に、また少し今の自分に自信が持てるようになりました。

それから今回の一時帰国の中で印象的だったことの一つが、私より世代が少し上、30代中盤から後半、そして40代前半ぐらいまでの素敵な女性の先輩方と、決して長い時間ではなかったけど、濃くお話させていただくことができたこと。私からすると、仕事もプライベートも何もかもうまくいっているように見える方々ですが、やっぱり改めてお話してみると、それぞれに今後のお仕事の展開で考えていることがあったり、プライベートの様々な節目や転換期にあって仕事との折り合いをどうつけるか試行錯誤されている部分があったり。。お話を伺って私自身も勇気付けられた、元気付けられた一方で、やっぱり日本の女性はいろいろな意味で社会からの期待や求められる役割が重く、またその根本にある原因もかなり根深いことも海外で暮らして働いて改めて感じているので、彼女たちの心の負担や抱えている見えない荷のようなものが、少しでも軽くなってほしいということも強く感じます。。。

そんなドタバタだけど充実した日々はあっという間に過ぎ、シンガポールへ帰国。
日本をたつときにちょっと寂しいなと思う自分もいたけれど、シンガポールに帰るのをとても楽しみにしている自分もいる。なんとも不思議な複雑な気持ち(笑)以前日本からシンガポールに帰った時はまだシンガポール生活1年目。シンガポールでの友達や自分の個人的な活動範囲もそんなに広くない時期でした。それが格段に広がったのはこの帰国をしなかった18ヶ月間。帰ったら会いたい友達がたくさんいるし、帰ったらシンガポールを拠点にやりたいことも、なりたい自分もまだたくさんある。以前は考えられなかったけど、そういう風に感じられる状況を作れるようになった自分にちょっとだけ誇らしい気持ちになりました。

それと同時に今シンガポールで生活できること、そして仕事ができることにも改めて感謝の気持ちが湧いています。日本は大好きだし、今回一時帰国して、やはり日本の経済規模はまだまだ大きいし、いろんなチャンスがあるなぁということも強く感じました。一方で、日本にいるとどうしても日本のことしか見えなくなってしまう。毎日ほとんど日本語だけを話して、日本人とだけ関わって、流れてくるニュースや情報も日本のことばかり。英語が話せることもまだまだ特別扱いされたり、海外に行くのも多くの人が年に1回から数回程度という環境。シンガポールでは、毎日英語を話して、毎日いろんな国籍の人と関わって、いろんな国の情報やニュースが入って来て、周りの友人たちも常に仕事で世界を飛び回っている。少なくとも今の私にはそういう環境を自分のスタンダードにして、ここに身を置いて得たいこと、やりたいこと、成し遂げたいことがあります。こうやってシンガポールに帰ってこれること。シンガポールで日々やりたいと思っている仕事ができること。そしておかえりと言ってくれる友人がたくさんできたこと。改めて、そのひとつひとつがかけがえないことだなぁと感じています。

久しぶりにBlogを書いたら、だいぶ徒然日記のような形式になってしまったw 今日のところはお許しください(笑)
シンガポールに戻って1週間とちょっと。持ち帰った荷物の整理とともに、今回の旅で得た情報や自分自身の経験、そしてそれをどう次に繋げて行くか、少しずつ整理しているところ。そして今月末にはいよいよGirls Beeの初のシンガポールでのイベント開催もありその準備も進めています。本当に毎日瞬く間に過ぎて言ってしまうけれど、毎日やりたいことがたくさんあって、それをやれる環境にいることができて、本当に毎日幸せです。
引き続き、今年の後半も邁進していきます!

2017-07-12 | Posted in Blog, GalleryNo Comments » 

 

海外で働きたいと思ったら(海外就職・転職):シンガポール編

シンガポールでの就職・転職について聞かれることが多いので、改めて情報を取りまとめました。
あくまで海外就職・転職経験者である私個人として、シンガポールでの就職・転職をするにあたって役立つだろうと考えている情報を掲載している点ご了承ください。
(本格的にお考えの方は、以下に記載のエージェントに直接お問い合わせされることをお勧めします。何か新しい情報があれば、今後随時更新したいと思います)

まずは情報収集から
最近ではインターネット上だけでも海外就職・転職に関する情報が多数得られるようになりました。その中でも個人的に内容が信頼できて充実していると感じる情報元は以下の通りです

GJJ
GJJさんはグローバル人材塾が運営されている海外就職についての求人・情報サイト。
定期的に海外就職に関する説明会等も開催されていますので、より具体的な情報が知りたい場合は説明会等に参加されることをお勧めします。

アブローダーズ
アブローダーズさんは日本の人材関連会社ネオキャリアが運営する、海外特にアジアで働く日本人に特化した情報サイト。
シンガポールのみならず、アジアを中心とした海外で生活する日本人が、現地での仕事や生活の様子について情報発信されています。それぞれの方のリアルな体験談や各国の生活環境を知るのに役立ちます。

・ErisaさんのBlog “新卒セカシュー啓蒙プロジェクト”
いきなり個人のBlogですが、何を隠そう、こちらのErisaさんは元同僚です(笑)
難しいと言われる新卒でのシンガポール就職を実現した彼女なりの視点で、シンガポールでの仕事探しから、生活全般まで幅広く情報発信されています。また発信された内容がHuffinton Postなどにも転載されたりしています。シンガポールで就職をしようと考えている新卒の方、20代中盤ぐらいの若手社会人の方には特に参考になるかもしれません。

海外での仕事探しで留意すること
日本での就職・転職活動と海外での就職・転職活動の大きな違いのひとつは”就労ビザ”の有無です。日本で就職・転職する場合は、日本国民である以上就労ビザなどを取る必要はまったくありません。一方、海外で仕事をする場合は私たちがその国にとっては”外国人”となるため、通常働くための許可である就労ビザが必要です。就労ビザが発行される仕組みや条件は各国によって異なります。特にシンガポールは近年就労ビザを取得できる基準が厳しくなっています。働く本人の学歴や経歴や年収などはもちろん、雇う側の会社の資本金やシンガポール人従業員数など、また経済環境(景気の良し悪し)によっても就労許可がおりる・おりないの状況が変わってきます。最悪の場合、会社からはオファー(内定)をもらったけれど、就労ビザがおりない、という可能性もゼロではありません。日本での仕事探ししか経験したことしかない場合忘れがちな点ですが、とても重要で、就職・転職の前提となる話です。より詳しい状況について知りたい方は、上記に記載の転職エージェントにお問い合わせください。(私は現在シンガポールでは転職エージェントの仕事をしていないため、詳細については回答できかねます。ご了承下さい。)
具体的に仕事を探す
シンガポールでの就職をより真剣に考えているという方については、以下の方法で具体的な仕事を探すことが可能です

①転職エージェントに話をきく:
海外での仕事探し、シンガポールでの仕事探しが初めての人にとっては、まずは仕事や生活事情なども含めて直接聞くことができる転職エージェントにコンタクトをとってみるのがまずは安心かもしれません。
シンガポールで、日本人の採用の案件に関して評判や実績をよく聞くのは以下のエージェントです。
・JAC Singapore(ジェイエイシー・シンガポール)
・Intelligence Asia(インテリジェンス・アジア)
・REERACOEN(リラコーエン)

LinkedInを使って自分で探す:
シンガポールを含めた海外では、ビジネス系SNSと言われるLinkedInを使った直接採用や就職・転職活動も盛んです。
LinkedIn上で興味がある会社を探したり、興味のあるポジションの募集を探すことができます。
応募する際には、LinkedIn上の自分自身のプロフィールの内容も可能な範囲で充実させておきましょう。

③興味のある会社のウェブサイトから直接探す
シンガポールで仕事をしている日本人の友人の何名かから、シンガポールで転職をする際に、興味がある会社のウェブサイトから募集中のポジションを見つけて、直接応募したという話を聞きました。
就職・転職するにあたって、自分だけですべて話を進められる自信のある方、また興味のある会社や応募したいポジションがある程度明確な方はこちらの方法を試してみてもよいかもしれません。外資系の会社であれば本社のサイト(英語のサイト)のみに求人が出ていることもあります。

シンガポール生活のネガティブポイント
シンガポールでの生活や就職・転職に関する良い情報はすでにインターネット上にあふれていると思いますので、ここでは人によってはつらい、しんどい、と感じる可能性のあるシンガポールでの仕事や生活環境に関するネガティブポイントと、それぞれに対して私がどう感じているかを記載しておきます。

・職場で”育てる”文化がない?
日本の大手企業比較をすると、外資系の会社、シンガポールの会社は”育てる”文化があまりないかもしれません。日本の会社であれば、新卒で入社すればなおのこと、名刺の渡し方・あいさつの仕方から手取り足取り仕事を教えてもらえ、場合によっては1−2年はトレーニング期間と捉えた人材育成をする会社もあります。一方シンガポールの会社は一般的に早々に即戦力になることが求められます。これは新卒で入社をしたとしても同じです。実務のトレーニングはもちろんありますが、それも数日もしくは長くて数週間。あとは実務で対応しながら覚えていくOJT(On the job trainingの略)がほとんどかと思います。
私自身、新卒の時には日本である程度従業員規模(数千人)のある会社に入社したので、新卒向けの研修プログラムは充実していたほか、部署に配属され、実務に関わるようになってからも、年の近い先輩と同期のチームメンバーとで毎日日経新聞の読み合わせをしたり、年の近い先輩が”メンター”として日々1対1でミーティングをしてくれたりと、手取り足取り面倒をみてくれました。もちろん会社によって、マネージャーによって個別に事情は異なりますが、シンガポールの会社ではおそらくそんな風にゆっくり人を育てるというようなカルチャーはありません。必要かどうか、良いか悪いかは別として、新卒でシンガポールで就職をする場合には、細かな日本での社会人生活で必要とされる常識や礼儀などを学ぶことはできないかもしれません。でも今後もずっと海外で働いていくということであれば、それ自体知る必要もないかもしれません。ということで、この環境が良いかそうではないかは人それぞれですが、”早期に即戦力になることが求められる”ということはおさえておいたほうが良いかと思います。

・家賃が高い?一人暮らしができない?
シンガポールは一人暮らし向けのマンションやコンドミアムが少ないこともあって、一人暮らしをしようとすると日本よりもコストがだいぶ高くなります。一人暮らし用の住居を借りようとするとだいたい少なくとも2,000SGDぐらい。もちろん住居のクオリティや立地によってはそれ以上のところもたくさんあります。そういう環境もあり、多くの20代・30代の日本人を含めた外国人労働者は3ベットルーム等のコンドミニアムや公団住宅をシェアしています。シェアした場合の家賃は、マスタールーム(専用バスルーム付き)で1,500-2,000SGD、コモンルーム(バスルームをもう一人もしくは二人のルームメイトとシェア)1,000SGD-1,500SGDぐらい。日本での相場と比べると、シェアをしたとしてもちょっと割高だと思います。
一方でシンガポールは税金がとても安い!給与も、額面の給与がそのまま銀行口座に振り込まれ、税金は1年稼いだあとにその稼いだ額に応じて翌年支払いますが、最大でも20%程度。1,000万円ぐらいまでの年収であればおそらく5-7%前後ぐらいの所得税になるはずです。日本で働いていたときに地方税や社会保険料などで天引きされていたぐらいの費用を家賃の予算として上乗せする、というような考え方もできるかもしれません。また一人暮らしもまったく不可能なわけではありません。またルームシェアも、慣れない海外生活で何か困ったことがあった時に助けてもらえたり、ルームメイトを通して友達の輪が広がったり、特に生活を始めたばかりの頃にはメリットも多々あります。

・シンガポールは狭いので飽きるかも?
シンガポールの国土全体は、東京23区とほぼ同じ大きさと言われています。そう考えると、名前が知られている割にとても小さい国だということがよくわかります。
大手企業のオフィス、特に金融やIT関連などを中心としたビジネスの拠点はCBD(Central Business District)に集約されていています。(CBDをざっくりわかりやすくいうと、あの有名なマリーナベイザンズがあるマリーナベイを囲んだ周辺のオフィス街のこと)大規模なショッピングモール・商業施設があるエリアは中心地に集約しているので、買い物をするところも、友達と会ったり遊んだりごはんを食べたりする場所もだいたい行くエリアというのが決まってきます(ただ飲食店は行ききれないぐらいものすごい数があり、入れ替わりも激しいです)。そうすると生活がワンパターン化してきて飽きる、という人もいたりします。一方で、小さい国のメリットは、どこに行くにも近いこと。通勤もたいていバスやMRT(地下鉄)で30分以内、日本のような満員電車も一部の路線の一部の時間帯を除いてはありません。いろんなことがコンパクトにすむので、毎日の生活がとても楽です。また国内は小さいけれど、東南アジアの真ん中にあるシンガポールは周辺のどの国にも旅行しやすい立地。チャンギ空港はとても便利で使い勝手のよい空港なので、さくっと週末だけで海外にいくこともできます。
それからもうひとつ言えるのは、確かに”いく場所”という視点で見ると飽きてくる可能性のあるシンガポールですが、”出会う人”という視点で見ると、ほんとうにものすごく様々なバックグラウンドの人、また住んでいる人から出張できている人までいろいろで、飽きることがありません。狭いこともあってか、有名な人、日本だったら出会うことがないようなハイポジションの人に、気軽に会えてしまったりもします。シンガポール生活において、何を求めるかは人それぞれですが、狭いからこそのメリットもたくさんあります。

・友達づくりが大変?
シンガポールはアジアや東南アジアのビジネスハブということもあり、外国人労働者がたくさんいます。駐在できている人の任期は多くの人が2-3年。また現地採用で働いている人も、もちろん5年以上シンガポールに住んでいて、PR(永住権)を持っている人もいますが、3-5年ぐらいを目処に、母国に帰る、またはシンガポールでも母国でもない第三国に引っ越すというパターンが多いように思います。出会いの場やネットワーキングの機会には事欠かないシンガポールですが、その分出入りも激しく、せっかく仲良くなった友達が引っ越してしまう、ということもよくあります。日本だとほとんどの人が日本にいて、またいつでも会える、ということが多いけど、シンガポールはそれが約束されていません。そういう点では、特定の友達に依存しないこと、また常に新しい人たちと知り合って仲良くなっていくというタフさが必要ではあります。一方で、シンガポールに住んでいるだけで、いろいろな国を故郷に持つ友達ができて、将来お互いの国に遊びに行ったり、どこかに一緒に旅行にいったりできるようなフットワークの軽い友達もたくさんできます。

シンガポールでの仕事や生活環境に関する”ネガティブポイント”として書かせていただきましたが、捉え方次第、受け取り方次第でポジティブにもネガティブにも、メリットにもデメリットにもなり得る点、おわかりいただけたかと思います。

冒頭にも書きましたが、こちらの内容はあくまで海外就職・転職経験者である私個人の経験に基づく個人的な判断での情報である点ご了承ください。
シンガポールに住んでみたい、仕事をしてみたいと思っている方にとって、何かお役に立つ情報がありましたら嬉しく思います。

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2017-04-03 | Posted in BlogNo Comments » 

 

シンガポールで生活して変わった6つのこと(後編)

シンガポール生活2周年にあたり、この2年間で自分の中で変わったことを振り返る「シンガポールで生活して変わった6つのこと」
前編もだいぶ長文だったにもかかわらず、読んでくださったり、シェアしてくださったり、個別に感想を送ってくださる方までいて、とても嬉しかったです。
それでは今回はに続く後編、④から⑥について掘り下げていきます。

シンガポールで生活して変わった6つのこと
①東南アジアの国々とそこに生きる人たちへのイメージ・印象が変わった。
②オンライン+電話のみでビジネスを完結することに違和感がなくなった。
③英語の実践力が身についた。日本人がいない環境、英語だけで展開される環境がこわくなくなった。自然体で臨めるようになった。
④”自分でやるべき”と考えていたことを人にお願いすることに抵抗がなくなった(特にメイドさん)。
⑤”やりたいこと”や”ありたい姿”に素直に。年齢に対するバリアがなくなった。
⑥将来の選択肢が広がった。もっと柔軟に自由に生きていいよね、とより思えるようになった。

④”自分でやるべき”と考えていたことを人にお願いすることに抵抗がなくなった(特にメイドさん)。
シンガポールでは共働きの世帯が多いこともあって、家に住み込みのメイドさんを雇っている家庭がごく普通にあります。
特別裕福な家庭だけではなく、一般家庭でも、フルタイムもしくはパートタイムでメイドさんを雇っています。メイドさんに何をお願いできるかというと、基本的に掃除や家事(食事の用意を含む)全般、それに子どものお世話なども。具体的にどこまでをお願いするかは家庭によって、またメイドさんによって異なるかと思います。

私が最初に”メイドさんにお願いする”ということを経験したのは、シンガポールに引っ越して最初に住んだおうち。当時はルームシェアをしていて、シンガポール人そしてタイ人のフラットメイトと3ベットルームのコンドミニアムをシェアしていて、そこにメイドさんに来てもらっていたのが最初でした。単身用の1ベットルームの住居が少なく家賃が高いシンガポールでは単身者(もしくはカップル、場合によっては子どもがいても!)は大きなファミリータイプの住居をシェアするのが一般的で、そうした家でもメイドさんをパートタイムで雇っています。シェアメイト同士で掃除の分担をするのが面倒だったりストレスになる場合もあるのでとても便利。

日本の文化では”誰かを自分の家(空間)にあげる”前に家を片付ける、というのがあると思います。30年間日本で暮らしてきた私の中にももちろんその概念はあって、はじめはメイドさんが自分の部屋に入ってくることに慣れなくて、メイドさんが部屋に入ってくる前に自分で自分の部屋を片付けはじめる私。よく考えたら意味ないですよね。メイドさんは片付け・掃除しに来てくれてるわけだから(笑)でも慣れると本当に便利で、自分でやろうと思ったらやれるけど、あまり気の進まないこと、もしくは得意ではないことを誰かにお願いするってある意味とても合理的だなと思います。そして自分のやりたことに集中できて、生活が快適になる。現在は一人暮らしをしているのですが、月に2度ぐらい1回あたり2-3時間程度メイドさんに来てもらっています。お願いするのは、毎日自分で簡単な片付けや掃除はするけど、なかなか億劫になりがちな床の拭き掃除や、バスルーム、水周りの入念な掃除など。洗濯物もお願いすればやってもらえるけど、私自身そこは自分でやりたいというこだわり(?)があってお願いしていません。シーツを替えたり、アイロンをかけたり、ということもお願いすればやってもらえます。ラッキーなことにとても信頼できるメイドさんに出会えたので、いつも私がいない間に掃除をしに来てくれて部屋がきれいになっていて、2週間に1回きてもらえるだけでも本当に助かっています。

最近ニュースなどで日本でも外国人のメイドさんを使えるようにしようという動きや家事代行のサービスが以前よりも使われるようになってきているのを耳にします。一方で日本でそうしたサービスがなかなか広がりにくい背景には、掃除や家事全般は倫理観の醸成や教育の一環として”自分でやるべきこと”として捉えられている側面が強いことがあると思います。私自身の中にもありました。確かに小さい頃からそういう姿勢を学んで、ある程度自分でもできるようにしておくことはとても大事なことだと思います。でも、自分の生活・人生の中でやらなくてはならないことが増えてきたら、自分じゃなくてもできることはお金を払ってアウトソースをするのは必要なことだなと感じるようになりました。自分でビジネスをする場合もそうですよね。自分一人で全部やろうとしたらいろいろな面で制約がある。だから、人を雇って自分でやっていたことを任せたり、自分が得意ではないことをやってもらったり。

私自身、シンガポールに引っ越して、こういうことが当たり前だという世界を見なければ、こういう考えにはなっていなかったはず。そのまま結婚したりしていたりしたら、仕事をしながら家事も完璧にこなそうとしてストレスがたまったり、家事をアウトソースをするというも罪悪感を感じてできなかったかもしれません。日本の女性たちが自分の人生・生活をより充実して円滑にしていくために外部のリソースを活用する、という概念はもっともっと広まっていったらいいなと思います。

⑤”やりたいこと”や”ありたい姿”に素直に。年齢に対するバリアがなくなった。
日本社会では、何かやりたいことがあったときに”自分のやりたいという気持ち”よりも”世の中(世間)からどう見られるか”がそのやりたいことをやるかどうかの大きな判断材料になることが多い。海外ではそれがまったくない、というわけではありません。でも”世の中(世間)からどう見られるか”を気にする度合いは日本よりは低いように感じます。

シンガポールでの2年間の生活の中で、シンガポールの中でもたくさんの国籍や民族的バックグラウンドの人に出会いました。またこの2年間の間にいろいろな国に旅行にもいったので、そこでも様々な人たちと出会いました。出会った人たちの中で『チャーミングな人』を観察していると、喜怒哀楽がはっきりしていたり、気持ちが素直だったり、フットワークが軽かったり。周りにどう思われるとか、年齢がどうとか、そういうことの前にもう心や身体が動いてしまっている人。そういう可愛いくてチャーミングな素敵な大人の女性にたくさん出会えたことで、自分の中の心のバリア、特に年齢に対するバリアがなくなりました。
(これについては以前関連する記事を書きました。ご興味のある方はこちらから:『Eye-opening Retreat in Bali: 独身でも、結婚しても、子どもがいても、いくつになっても、個として、女として生きていく。』

そうそう、シンガポールでは以前からやりたいと思っていた英語の歌でパフォーマンスをする機会にも恵まれました。
これも日本だったらいろいろなことを理由にチャレンジしにくかったことのひとつかもしれません。
(写真は、シンガポールのリッツカールトンホテルのラウンジでソロで歌わせていただく機会を頂いたときのもの)

それから日本だと、30歳前後になると結婚しなくてはいけない、結婚をしていないと何か問題がある人もしくはかわいそうな人(笑)みたいな空気感もあると思います。もちろん30歳前後での結婚というのは、生物学的に見ても自然だし、日本社会だけではなく、海外でも平均をとったらそれぐらいまでに結婚する人が多いのではないかと思います。でも結婚していなくても、素敵な男性・女性はたくさんいるし、結婚するのもしないのものひとつの選択でしかなくて、その人の価値を規定するものではない、と。日本にいた頃は、結婚する予定もないし、むしろどんどん自分のやりたいことに突き進んでいく自分に『これでいいかな・・』とどこからともない不安のような焦燥感のようなものを心の底で感じていたこともありましたが、いまはそれがなくなりました。私の人生の中で、今は自分自身のためにたくさん時間を使って、いろんな経験をして、能力をつけて、もっと世の中に価値を発揮できるようになるための準備期間。そういう自分自身を発揮していく道のりの中で、気があう人がいたら結婚するだろうし、そうではなかったらそれはそれでいいかなって(笑)。

よけいな周りの情報に振り回されずに、自分のやりたいことやありたい姿に素直でいる力を身につけつつあるのも、この2年間のシンガポール生活でのひとつの成果かなと思います。

⑥将来の選択肢が広がった。もっと柔軟に自由に生きていいよね、とより思えるようになった。
⑤にも書いたとおり、この2年間の中でいろいろな人に出会いました。それまでの30年間の日本での生活の中でももちろんいろいろな人に出会ったし、日本人だけではない、いろいろな国のお友達もいました。でもここシンガポールで出会った人たちは、生まれた場所もいろいろだったり、育ってきた国もいろいろだったり、両親や家族のバックグラウンドもいろいろだったりして、でもいま何かしらの理由(多くの場合が仕事)でシンガポールにいる。これは他民族国家であり、ビジネスハブのシンガポールならではの現象だと思います。

そういういろんな人たちの生き方を見ていると、あーもっと自由でいいんだなーと。もっと寄り道してもいいし、もっといろんな場所に住んでもいいし、そしてちょっとやそっとやんちゃなことをしても、そうそう生活できなくなることもない。
日本で生まれて、育って、ストレートで大学に入って、卒業してすぐに働き始めて・・という日本人としてごくありふれた道を歩んできた私の人生ですが、もっと自由に生きてもなんとかなりそうだな、と思えるようになりました。

日本にいた時にももちろん自分の人生の先のことなんてわからなかったけど、でもなんとなく日本にいて、その先に想像できる未来がありました。一方でシンガポールに引っ越してからは、人生や日々の生活を築いていく土台(土地)そのものが変わってしまい、自らの選択でシンガポールに引っ越したにも関わらず、先のことが見えなすぎてしんどかったこともありました。この先、このままシンガポールにいるのか、日本に戻るのか、はたまたそれ以外の国にいくのか。極端なことを言えば、来年自分がどこで何をしているのかわからない、という状態です。

最近はそういう状況にも慣れてきて、わからないなりにも、この先こういう風に生きていきたいというのが見えてきた気がするので、それを実現する方法を今年は具体的に少しずつ探っていく予定です。いま描いている姿は、日本にいた頃の自分だったら考えなかったような自分の姿。これが実現できるかどうかはこれからだけど、そういう姿を多少なりとも現実的に描けるようになったのも、この2年間での成果かな。

というわけで、だいぶ長くなりましたがここで後編終了です!

そして最後に。あくまでのこの『シンガポールで生活して変わった6つのこと』は私自身の経験であり、シンガポールに引っ越したら誰もがこのような変化を経験するというものではありません。
人生は、自分が何を目的にするか、またどんなフィルターを通して経験するか、でひとりひとりの経験はまったく異なります。それと同じで、シンガポールでの生活も、ひとりひとりが何を目的にするかによって、またどういうフィルターを通して経験するかによってまったく異なるものになるはずです。

この記事の内容が、読んでくださった方々それぞれの人生に何かしら響くものがあったら、とても嬉しくおもいます。

2017-04-01 | Posted in BlogNo Comments » 

 

シンガポールで生活して変わった6つのこと(前編)

ちょうど今月の3月25日でシンガポールの生活が3年目に突入しました。
前回の記事でも書いたように、4月以降、より本格的なシンガポール生活3年目が始まる前に、この2年で自分の中で変わったことを、気がつく範囲で残しておこうと思います。

ざっくり”社会的なこと”から”個人的なこと”という流れで羅列して記載しています。

シンガポールで生活して変わった6つのこと
①東南アジアの国々とそこに生きる人たちへのイメージ・印象が変わった。
②オンライン+電話のみでビジネスを完結することに違和感がなくなった。
③英語の実践力が身についた。日本人がいない環境、英語だけで展開される環境がこわくなくなった。自然体で臨めるようになった。
④”自分でやるべき”と考えていたことを人にお願いすることに抵抗がなくなった(特にメイドさん)。
⑤”やりたいこと”や”ありたい姿”に素直に。年齢に対するバリアがなくなった。
⑥将来の選択肢が広がった。もっと柔軟に自由に生きていいよね、とより思えるようになった。

それではここから、このひとつひとつについて掘り下げていきたいと思います。
長くなるので前編と後編に分けることにしました。今回は前編。ご興味のある方はお付き合いください。
(それ以外の方は流し読みでお願いします笑)

①東南アジアの国々とそこに生きる人たちへのイメージ・印象が変わった。
最初からぶっきらぼうな発言になりますが、日本人の『東南アジア』に対する見方・目線はどこか上から目線なところがあるなと感じています。日本は”発展”した国で、東南アジアは”発展途上”の国々。生活水準や教育水準などにおいて日本の方が”上”、あるいは東南アジアの人々と日本人を比べると日本人の方が様々な意味で”豊か”な生活を送っているというような、そんな漠然としているイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。そういうなんとなくのイメージが自分の中にも知らず知らずのうちにあって、日本での生活の中で触れていたニュースや様々なメディアからの情報からそうした漠然としたイメージが出来上がってしまっていたことに、私自身シンガポールに引っ越してから気づかされました。

『東南アジア』とひとくくりにいっても様々な国があり、それぞれに特徴があります。特に私がいま生活をしているシンガポールは特殊な存在。東南アジアひいてはアジアのビジネスハブとして近年急速な発展を遂げた国です。その背景から、シンガポールにいる人たちは、シンガポール国内で完結する仕事ではなく、東南アジアやアジアでのビジネスの統括拠点としての役割に関わる仕事をしている人が多くいます。つまりシンガポールに住んで暮らしてはいるけれど、常に周辺諸国を飛び回っていたり、シンガポールにいながらにして違う国々のビジネスをマネジメントしていたりすることが多々。そういう背景もあって、シンガポールには様々な国籍や民族的なバックグラウンドを持った多種多様な人が生活しています。シンガポールに外国人として生活している人も、いわゆるオフィスワーク・ホワイトカラー的な仕事をしている人から、道路工事やメイドとしての仕事などのブルーワーク的なお仕事をしている人まで様々。

日々生活していて、直接触れ合ったり友達になったりするのはほとんどがホワイトカラーの仕事をしているシンガポール人もしくはシンガポール人以外の外国人ですが、とても優秀な人が多いなと感じます。何を持って”優秀”だと感じているかというと、主にコミュニケーション能力(話していて感じる物事への理解力やその背景にある知識など)、語学力、そして現在している仕事、などの要素から。母国がベトナムやインドネシアなどの東南アジアの友人の中には、家族の方針で高校、もしくは大学からシンガポールで生活しているという人も少なくありません(シンガポール政府が、大学卒業後3年間はシンガポールで働くことを条件に奨学金を出して優秀な学生をシンガポールに呼んでいる背景もあります)。彼らは、英語が母国語もしくは母国語のほかに英語が不自由なく使えて、(もしくはもうひとつぐらい他の言語が話せて)ビジネスができる。

日本で生まれ、日本で教育を受け、日本で社会人としてのキャリアをスタートし数年経験してきた自分と比較をすると、日本の外の全てが英語で展開される世界での実践力・即戦力性は明らかに彼らのほうが上。日本人は、海外にいても何かしら日本と関わる、もしくは日本語が必要とされる仕事をしている人が多いように感じます。私自身の現在の仕事もそうです。でもシンガポールには、自分が”ナニジンである”とか”ナニゴを話す”かとかはまったく関係なく、自分の持つビジネス経験を使って、自分の母国語ではない様々な国と、英語でビジネスをしている人がたくさんいます。そういう友人たちにたくさん出会って、それぞれのこれまでの人生のこと、仕事のことなどを話していると、『日本の外の土俵での私の価値ってなんだろう』というなんとも言えない敗北感(?)と危機感と、”それでもなんとか自分がなりたい自分にたどり着くんだ!”という負けず嫌い精神(?)が入り混じったなんとも言えない気持ちにいつもなります。

東南アジア周辺諸国のニュースや情勢は、仕事を通してまたニュースなどのメディアを通して、物理的・心理的に距離のあった日本にいた時よりもたくさん入ってきます。確かに日本と比べると、貧富の差が激しかったり、発展していて都会的な生活ができるのは首都を中心とした一部の都市だけ、という国もたくさんあります。でもインターネットやテクノロジーの発達で、お金をあまり持っていなくても、様々な情報が得られたり、何かのきっかけで社会的に成功するチャンスが掴めたりする可能性が一昔前よりも増えてきている気がします。東南アジアのスタートアップシーンも盛り上がっていて、若い労働力がたくさんある国、人口が増えている国にはいろいろな意味で可能性を感じます。

なかなかこの感覚のすべてを言葉で表しきることができずもどかしい。これはやっぱり住まないと見えてこない感覚だと思う。シンガポールにきてから2年間の間に、私とって『東南アジア』は、それぞれの国に対するイメージも、またそこに生きる人たちのイメージも、まったく変わりました。そしてそれによって、日本という国の課題、日本という国への危機感、そして自分自身の人生に対しても緊張感を持つになりました。

②オンライン+電話のみでビジネスを完結することに違和感がなくなった。
これはシンガポールに引っ越したから、というよりは、私自身がシンガポールに引っ越して新しく始めた仕事・業界による影響が大きいと思います。
現在私がシンガポールでしている仕事は『プライマリー・リサーチ』と呼ばれる業界。クライアントは主に戦略系コンサルティングファーム、PE/HFなどの投資関連企業、事業会社の経営企画部等が対象で、クライアントの依頼に応じてクライアントと世界中の有識者(アドバイザー)をつなげ、時間単位でコンサルテーション(電話もしくは対面)の場をアレンジする仕事をしています。有識者であるアドバイザーは現在どこかの大手また中小企業にお勤めの会社員の方もいれば、フリーランス、会社経営者など様々。日々複数のクライアントから様々な内容のご依頼をいただき、今世界で、世の中で、どんなことがHotなトピックなのか、世の中がどういう方向に流れているのかを垣間見える今の仕事はとても面白いです。また前職(人材紹介・転職支援業界)や個人事業をしていた時に感じていた『個人の知識や能力、可能性はひとつの仕事や会社にだけではなく、様々なかたちで活かされるべきでは』という自分の中の課題意識にこの仕事を通して取り組むことができていることもとてもやりがいを感じます。

一方、私自身は主に日本に所在する企業(日系・外資を含む)を担当していることもあり、基本的に日々のクライアントとの連絡はほとんどがメールと電話で完結。(ちなみにメールと電話の割合は8対2ぐらい。またメールのうち、英語と日本語の割合は7対2ぐらいで英語のほう多いです。)もともと大学卒業後からシンガポールに引っ越すまでの約8年間の社会人生活では、営業やヘッドハンターなど”人と直接会ってなんぼ”という仕事をしていたので、この仕事をはじめた当初、クライアントと直接顔を会わせないこと、また依頼を頂いた際に”足を運んでの挨拶”をしにいかないことにものすごい違和感を感じていました。依頼主とも依頼先とも直接顔を合わせずに完結するビジネス。

でもしばらくして少しずつ業務に慣れてくると、ただでさえ忙しいクライアントにわざわざ”挨拶”だけのために私たちに時間をもらうのはある意味非効率的だし、依頼されたことに対して結果を出してクライアントに喜んでもらえれば、”挨拶”にいかなくても次の依頼がくる。また成果を出せば、”挨拶”にいかなくてもクライアントの紹介がくることも分かってきました。そんなことを通して、これまでの社会人生活8年間のうちに、自分の中に『お金稼ぎは、足を稼ぐからこそできること』という概念がしらずしらずのうちに出来上がっていたことも見えてきました。

“挨拶”の効果がまったくない、と言いたいわけではありません。やっぱり”直接会う”からこそできるコミュニケーション、得られる情報があると私自身強く思っています。また日本はビジネスシーンにおいて”とりあえず挨拶にいく”とか”足繁く通う”といったことに価値がおかれていることが多いこともあり”直接会うこと”が疑いのない当たり前のことになっています。一方でよく考えてみると”直接会う”ことのコストは以外と高くつきます。移動時間、交通費、待ち時間、場所代、飲食代などなど。。これだけテクノロジーが発達した世の中です。直接会わなくても質高くコミュニケーションする手段はたくさんあるはず。その上で、”直接会う”ということの価値をより認識して、本当に必要な場面でそれを使う。そういう風に効率化できることがまだまだあるのではないでしょうか。今の仕事やビジネスに出会わなければ、私自身おそらくこういう発想にはならなかったかもしれません。

この変化は”シンガポールで生活したから”というよりは、”いまの業界・仕事にであったから”の変化という部分が多いですが、それでもやっぱりシンガポールにいながらにして日本のクライアントの対応をするという物理的に”直接会う”ということが頻繁には難しいという制約があったからこそ生まれた変化かな、とも思います。
(ちなみにクライアントと直接会わないと言いましたが、四半期に一度程度上司が日本に出張し、まとめて”挨拶”にいっています。)

③英語の実践力が身についた。日本人がいない環境、英語だけで展開される環境がこわくなくなった。自然体で臨めるようになった。
実践的な英語力を身につけることは、私自身がシンガポールに引っ越した大きな理由のひとつでもあります。
私自身は2年前にシンガポールに引っ越すまで海外”住んだ”経験は一度もありません。海外旅行は、小さな頃に両親に連れられるがままにいろいろな国にいったのにはじまり、大学生や社会人になってからは自分でもいろいろな国に足を運びました。それでも最長の海外滞在は一ヶ月弱ぐらい。英語を身につけたのは日本の中学校・高校での勉強と大学受験の勉強。それから大学はICU(国際基督教大学)に進学したので、”英語で”授業を受ける機会がたくさんあったほか、留学生や帰国子女の友達と知り合うことも多く、その中で勉強を続けました。大学卒業後は日本の会社に就職したので特に”英語を使うこと”は目的にしていませんでしたが、私がICU出身だということを知っていた上司が『おまえ、ICU出身だから英語できるんだろう?外資系のクライント担当な!』という極めてざっくりした理由で外資系クライアント(主に金融機関)の担当になり、仕事で英語を使うことになったのでした。このことがきっかけでのちに仕事でも英語が使えるようになり、結果的に海外でも仕事ができるようになったこともあり、当時の上司にはとても感謝しています。

とはいえ、海外にきたから、シンガポールに引っ越したから、といってすぐに英語が上達するわけではまったくありません。特にシンガポールは『シングリッシュ』と呼ばれる独特のローカルの英語があって、発音や文法が中国語やマレー語などの影響を受けたオリジナルな英語。ひとによって差はありますが、シンガポール人は普段シングリッシュをベースに話しているので、そういうやり取りを毎日聞いているとだんだんわかるようになってくる一方で、自分の英語もシングリッシュになってきそうになります。ウエスタンネイティブですらシングリッシュの影響を受けるようで、シングリッシュの感染力はだいぶ強め(笑)(地元のシンガポール人の若い人たちは、このシングリッシュと通常の英語を状況に応じて使い分けることができる人が多くいます。例えば友達同士はシングリッシュで話すけど、ビジネスシーンにおいては通常の英語を話す、など)。またシンガポールには多数の日本人が住んでいます。その数は3万5000人ぐらいとか。そうなると、仕事で日本と関わる仕事をして日本語を使い、プライベートでは日本人の友達と一緒にいる時間が多く日本語で話す、という日本での生活の延長のようなかたちで生活することも可能です。英語の上達を求めていない人にとってはとても便利で暮らしやすい環境だと思いますが、英語を上達させたい人は強い意志を持って生活することが必要な環境でもあります。

私自身、上記にも書いたようにビジネスの場での英語はお手本がないままに自己流。そんな中シングリッシュの影響もあったりして、自分が正しい英語を書いたり話したりしているのかわからなくなることが多々。そこで今一度英語を復習しようと、学校に通いました。最初はグループレッスンで数ヶ月ほど2週間に1回程度で集中的に文法の復習。そのあとはプライベートレッスン(1対1)に切り替えて、日々の仕事でのメールのやり取りなども細かくフィードバックしてもらいました。先生はシンガポール人ですが、小さいころからイギリスで育ち教育を受け、結婚して子どもが生まれるまでイギリスでキャリアを積んでいた先生です。またシンガポールの生活ではできる限り自分自身を英語の環境に身を置くようにしています。学校での英語の文法的な復習を続けながら、日々いろいろなバックグラウンドの友人と会って話したり、ヨガや歌などの習いごとも日本人がいない環境ですべて英語でインストラクションを受けるようにしたり、興味のあるトピックのイベントに顔を出してパネリストの話を聞いたり、新しい人と出会ったり。。

そんな風に無我夢中で過ごしているうちに、シンガポールに引っ越してきたばかりのころに感じていた英語だけの環境に行くときの緊張感みたいなものが気がついたらなくなっていました。耳で聞く情報はもちろん、目で得る情報も、以前は日本語のほうが受け取りやすいと感じていたけれど、いまではWeb上や本などで英語で情報を見つけること、得ることが自然にできるようになり、英語の読書も苦ではなくなりました。またシンガポールはいろんなアクセントの英語を話す人がいるので、決して聞きやすいアクセントの英語ではなくても、理解してコミュニケーションをとるサバイバル力も身についた気がします(笑)あと、ごく最近の変化は、以前は少しでも日本語を使うと、自分の中の『英語脳』が後戻りして、日本語が心地よいほうに戻ってしまう気がしていたのですが、最近は日本脳と英語脳を頻繁に頭の中でスイッチしても、後戻りを感じず、ストレスも感じにくくなりました。

とはいえまだまだ課題もたくさん。やっぱりまだボキャブラリーが足りなくて、言いたいことを最大限に伝えられないこともよくあります。また一対一や少人数を対象にしたコミュニケーションは問題がないけれど、プレゼンテーションなど大勢を前に話す話し方はまだまだ経験が足りないし、訓練が必要だなと感じます。最初はネイティブのようになろうとしてそれが難しくてしんどかったど、今はネイティブではないなりに、仕事において、プライベートにおいて、”こんな風になれたらいいな”という目標が見えてきました。ここからはまたそれに向けて一歩ずつ努力するのみです。

さて、だいぶ長くなったので続きは後編で!

2017-03-30 | Posted in BlogNo Comments »