2017-08

なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで②

前回から数回に渡って「なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで」と題して、私自身のこれまでの経験をシェアさせて頂いています。

前回の記事では、私自身がGirls Beeを始めるきっかけとなった原体験、そしてGirls Beeを運営する中で偶然か必然か、向き合い乗り越えざるを得なくなった自分自身の過去のトラウマ、を中心にお話させていただきました。今回は『自信』ついて、人はいつから"『自信』を失う”のか、そしてどうしたらその失った『自信』を取り戻すことができるのか、そして私が自分に等身大の『自信』が持てるようになって言ったプロセスの体験談をご紹介したいと思います。前回の記事をまだ読んで頂いていない方はこちらからどうぞ。

 

”『自信』のない赤ちゃん”なんていない

先日たまたまfacebookに出てきたものすごく前に投稿したこの写真。これは私です。おそらく1-2歳ぐらいの時。もちろん当時のこともこの写真を取られた時の記憶もありません。ただ、この写真のこの自分の笑顔を見ていると、自分のことながら、当時の私には恐れも不安も何もなく、ただただ自然体でいたんだなということを感じることができます。

そしてこの写真を見ながらふと思いました。そういえば”『自信』のない赤ちゃん”って見たことないな、と。そうなんです。多分どんな大人にも赤ちゃんだった頃があるはずで、その時には何の恐れも不安も何もなくて、とにかくただ自分という存在があって、『自信』という言葉で表現するまでもなく当たり前のように自然体で入られた自分がいたはず。それが、成長すること・大人になる過程の中での家族や友達、社会で出会う人との関わりを通じて、自分の自分自身に対する解釈や定義、パターンを持つようになったり、人からどう見られるかということを気にするようになっていきます。もちろんそれは悪いことだけではなくて、自分で自分のことを理解できるようになること、関わる人の気持ちを配慮して動けるようになることは、ひとりの大人として社会生活を営んでいく上では必要不可欠です。一方で、それが度を過ぎると、自分を極端に過小評価してしまったり、失敗を恐れるあまり新しい挑戦ができなくなったり、自分の感性が塞がってしまって、自分が何が好きで、何をしたいのかすらわからなくなってしまうことがあります。前回の記事にも書いた通り、日本は謙遜や協調性といったことが美徳とされる社会。それもあってか、日本人の大人はそういう状態になってしまっている大人が結構多い気がしています。

 

失った『自信』を取り戻すプロセス

生まれた時にはみんな当たり前のように、また言葉にするまでもなく持っていたはずの『自信』。(前回の記事でも書いた通り、ここでいう『自信』とは、誰かに見せつけるものではない、自分の中の自分に対しての静かなでも確かな信頼のことを意味しています。)そして、成長する過程の様々な経験の中で自分の中になくなってしまった、あるいは小さくなってしまった『自信』。”なりたい”をかなえていくためにはこの『自信』を自分の中で回復させることが必要不可欠です。

ではどうやってその『自信』を回復させるのか。結論から言ってしまうと『自分の中での小さな小さな一歩を踏み出し続け、その踏み出した一歩から小さな小さな成功体験を重ねていくこと』これに尽きると思います。この小さな一歩は、本当にどんなに小さなことでも大丈夫。とにかく自分で考えて決めた”小さな一歩”。それに対して、自ら行動してこの”小さな成功”を積み重ねていくことが大切。そうすることで、本当に少しずつですが、自分の中で自分に対する信頼が生まれて、最初は小さな歩幅の”小さな一歩”も、次第に大きな歩幅の”小さな一歩”が踏めるようになっていきます。

また、『自信』を取り戻す初期のプロセスにおいては人の力を借りることもとても有効です。小さな一歩でも踏み出し続けていると、それを評価してくれる人に出会ったり、次なるチャンスを与えてくれる人に出会えることが多々あります。誰でも、人から認められたり、褒めてもらうのは嬉しいこと。特に『自信』を取り戻す初期のプロセスにおいては、小さな一歩を踏み出し続けるためのモチベーションになってくれたりと、とても効果的なケースもあります。ぜひそういう人が現れたら、その存在を存分にありがたく活用させて頂きましょう。

とはいえ、最終的には、人からの評価や賞賛に依存せずに、常に自分で自分を動かし続けられること、自分で自分を鼓舞し続けて行動し続けることができることが、真の自分自身に対する信頼、すなわち『自信』の形成につながります。

 

私自身の体験から

思い返してみると、私自身が自分で自分の目標を決めて、それに対して自分で行動する、ということを始めたのは大学受験の頃。当時、現在の私の母校であるICUにどうしても入学したくて、また前回の記事にも少し書いた通り自分の中学校・高校生活に当時は不満があった(今となっては全て良い経験・良い思い出です笑)こともあって、自分なりに一生懸命勉強しました。正直、勉強に能動的かつ真剣になったのは人生でその時が初めてでした。そうすると少しずつ自分の成績が良くなったり、当時通っていた塾でのレベル別のクラスが上がったり、と言った結果が見え始めて。またそういうプロセスの中で、自分のことを褒めてくれたり、見込んでくださってきめ細かく指導・鼓舞くださる先生にも恵まれました。それもあって結果的に自分が一番行きたいと思っていた大学になんとか入学することができました。

一方、そんな喜びもつかの間。大学に入ってみると周りは自分よりも勉強ができる人ばかり。自分なりに多少自信のあった英語なんて、自分のレベルが箸にも棒にもかからないぐらい流暢に使いこなす海外で育った経験を持った同級生たち。入りたかった大学に入れた喜びも早々に、また自分への自信を失いました。そんな中、自分の得意なこと、自分のやりたいことってなんだっけ、ということを改めてまた模索する日々が始まります。

そして行き着いたのは、私自身はビジネスの世界に興味があるんだ、ということ。ICUはどちらかというとアカデミックな人志向の人が多く、また学生が将来目指す方向性も学術の世界や、国内外の政府系機関、国際協力関係のなどを選ぶ人も多くいます。私も入学当初はそんな方向性もありかなと考えてみたこともありましたが、自分なりにそういう組織の関連の勉強会に足を運んだり、実際に海外でボランティア活動なども本当にわずかながら経験した結果、私はやりたいことをビジネスの世界の中で実現したいんだ、ということが見えて来ました。他の大学に比べると、ICUはビジネス関係の学生団体やコミュニティが当時は(今も?)少ない状況。そこで、学外の団体が運営しているビジネスコンテストや、当時はそこまで一般的ではなかった企業でのインターンシップなど、なんとか色々な機会を見つけてに参加するようになりました。そこで出会った同世代の仲間から色々な刺激や学びを得たり、出会った先輩方からは新たなチャンスを頂いたり、新しい世界が見える場所に引き上げてくださったり。そのプロセスの中で特に深く関わった人たちとは、現在でもお付き合いがあります。

このプロセスも、本当に”小さな一歩”の積み重ねでした。何もないところから、ビジネスコンテストの情報を見つける。そして勇気を振り絞って応募してみた。そして審査が通った。そして参加してみたら、これまで出会ったことのない種類の同世代の仲間と、社会人の先輩たちに出会えた。そしてそこからまた次のチャンスを頂いた。。というような本当に本当に”小さな一歩”の繰り返し、そして積み重ね。そんなことをしている間に、初めは自分に自信がなかったし、小さなことでも新しいチャレンジするのにとても大きな勇気が必要だった私も、次第にその足取りが軽くなり、どんどん前に進んで、チャンスを掴んで行けるようになっていきました。

 

というところで、今回はここまで。

次回はいよいよこのシリーズ最後(おそらく)。『自信』をつけるにはとにかく”小さな一歩”を積み重ねることが大切と今回の記事の中でお伝えしました。一方で、ただ闇雲に”小さな一歩”を踏み出しても”なりたい”はかなえることができません。次回の記事では、自分への自信、自分への信頼を構築しながら、”なりたい”をかなえていく方法についてお伝えします。

2017-08-11 | Posted in Blog, GalleryNo Comments » 

 

なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで①

先日Girls Beeの東京でのイベントでは「なりたいをかなえる『自信』のつくり方をテーマにお話させていただきました。『自信』テーマにした理由は、それが私がGirls Beeを始めることになった原体験だったから。日本に帰って私自身がスピーカーとしてお話させていただくにあたり、原点に立ち返ろうと思いこれをテーマにお話させていただきました。

ここでいう『自信』は、誰かに見せつけるものではない、自分の中の自分に対しての静かなでも確かな信頼のことを意味しています。最近、この『自信』について改めて考えたり、関連する本を読んだりしていますが、とても奥が深い。そしてこの『自信』は、Girls Beeのテーマであり、私自身のライフテーマでもある「”なりたい”をかなえる」に当たって最も重要で、最も必要不可欠な”あり方”だと改めて感じています。逆にいうと自分に対する信頼である『自信』があれば極端な話どんな”なりたい”もかなえられると思うのです。

現在私は、今の私が思い浮かべる”なりたい自分”をかなえる道の途中にいます。一方で、今の私の姿は、数年前、例えば5年前の私からすると、当時”なりたい”と思い浮かべていた自分姿にとても近いです。もちろん100%ではありませんし、”なりたい”姿が少し変わった部分もあります。でも海外に住むこと、日々いろんなバックグランドの友人に囲まれて過ごすこと、英語をメインに日常生活や仕事をすること、そんな風に思い浮かべていた”なりたい”自分の姿はかなえることができました。今の私はこれから私が”なりたい自分”になっていける道半ばではありますが、確実に近づいていけるという漠然とした自信のようなものもあります。

そこで今回から数回に渡って「なりたいをかなえる『自信』のつくり方 – 私が等身大の『自信』を持てるようになるまで」と題して、私自身がGirls Beeを始めるきっかけとなった原体験、そしてGirls Beeを運営する中で偶然か必然か、向き合い乗り越えざるを得なくなった自分自身の過去のトラウマ、そしてこれまでの全ての経験を通じて自分に等身大の『自信』が持てるようになった背景、その方法についてご紹介していきたいと思います。

先日のイベントには参加者の方には参加費をお支払いいただいてお話した内容も一部含めています。イベントに参加いただいた方々には、Blogなどの文字では伝えきれない内容や温度感、エネルギー、そしてあの場に一緒に居合わせた縁のある方々との繋がりに対して参加費をお支払いただいたとご理解を頂けますと幸いです。

 

Girls Beeを始めることになった幼い頃の原体験

私は生まれたのも育ったのもずっと日本です。30歳で自らシンガポールに引っ越すまで海外に住んだ経験は一度もありません。一方、海外を含めて旅行が好きな両親の影響もあって、小さい頃から海外に遊びに行く機会は多数ありました。

海外に行く度に幼心にいつも感じていたひとつの疑問と願い。
『どうして海外の女性は堂々と自信を持って輝いているようにみえるんだろう』
『自分を含めた日本の女性が自分と自分の人生に自信をもって堂々と生きていけるようにしたい』

日本人の女性には、内面・外見含めて素晴らしい女性がたくさんいます。一方で、持っている個性や可能性を外に出さずに内に秘めている人も多い。漠然と自信がなかったり、何かに遠慮していたり、一歩を踏み出すことに心理的に大きな壁があったり。これは日本という謙遜や協調性が美徳とされる社会・文化の中で生まれ育ってきたこと、”周りに合わせる”ことや”出る杭にならない”ことを求められる環境の中で長く生きてきたことが大きく影響していると私は考えています。

だからと言ってただ”海外かぶれ”になるのは違う気がします。日本人の女性が持っている優しさ・誠実さ・柔らかさなどの要素を維持しながらも『自信』を持って堂々と生きいく。そんな風に自分自身なりたいし、そういう生き方ができる日本の女性を増やしたい。いつかそれに関わることができたら、と当時は心の中で小さくでも確かに思っていました。

 

『人の可能性を引き出すことを仕事にしたい』という軸

大学生の頃、手探りながらいろいろな経験をする中で『人の可能性を引き出すことを仕事にしたい』という自分の軸に辿りつきました。『人の可能性を引き出すこと』ができるいろいろな選択肢を考えた結果、まず最初に自分自身が社会人として取り組むことを選んだ仕事は転職エージェントの仕事。『転職』を通じてその人の人生がより良い方向に、より望む方法に変わって行くことをお手伝いすること。実際それを仕事にしてみると、きれいごとだけでは済まされないことがよくわかりました。それでもそのお仕事はとてもやりがいがあるものでした。

そんな中、私自身も自らのキャリアを考え、26歳の時に初めての転職を経験します。すると、もともと転職支援の仕事をしていたことはもちろん、私自身も転職をした経験者になったからか、より周りの特に同世代の友人たちからキャリアについて、将来についての相談をもらうようになりました。ひとりひとりの話を聞いていると、周りの友人、特に女性の友人たちが何かモヤモヤと悩んでいたり、一歩を踏み出すことを恐れていたり、何か見えない壁のようなものを感じている人が多い。一方で、私が何かしらの形で、人を紹介したり、場を紹介したり、場合によっては仕事を紹介して、一歩踏み出す後押しをすると、これまでとは全く見える世界が変わったり、本人が『なりたい』という方向に確実に近づいた、というような場面に多数出くわすようになりました。

もともと『人の可能性を引き出すことを仕事にしたい』という軸で仕事を選んでいた私にとっては、転職支援の仕事はそれを実現するためのひとつの手段であり、また自分自身が世の中のこと、世の中の人の様々な生き方、人生に触れるためのひとつの経験にすぎませんでした。また転職支援の仕事を経験する中で、転職をすること以外でも、人の人生が良い方向にひらけて行くように支援することはできるし、そういう仕組みをつくりたいとも思うようになっていました。個別に友達にアドバイスや紹介をすることもできるけれど、組織化した方が少しでも社会にインパクトを与えられるのではないだろうか。そう思ったことからGirls Beeというコミュニティとして新たに『人の可能性を支援すること』を始めることになりました。

 

Girls Beeのスタート、そしてGirls Beeの活動を続ける中で向き合った過去のトラウマ

Girls Beeをスタートさせたのは2011年9月。最初は、Girls Beeが提唱するコンセプトに共感してくれる私自身の身近な友人たちを集めて月1回程度集まることから始まりました。そして本格的にいろいろなプログラムを提供するようになったのは2012年から。Girls Beeの根底にある設立当初からある変わらないコンセプトは『ひとりでも多くの女性が、素直に、元気に、楽しく、そして自分らしく、個性、能力、才能、可能性を最大限に発揮して、それぞれの人生を最大限に生きることができることができるような社会を実現する』こと。女性が仮に独身であろうと、結婚をしていようと、子どもがいようと、ひとりの女性として最大限に人生を味わうことができるようにすること。そんな世界観を実現し、ひとりひとりの女性が『なりたい』自分を実現して行くことができるきっかけを提供する場所として、現在に至るまで運営してきました。根底にあるコンセプトは設立当初より変わりませんが、提供する内容はその時その時に私自身が見えていた世界や環境、時代や経済の流れ、そして巡り合ったご縁などによって形を変えてきています。

たくさんの方に応援していただき、助けていただきながら、もうすぐ活動を始めて丸6年になるGirls Bee。自分自身がやりたくて始めたことですが、その道のりは楽なものではありませんでした(そして今も・笑)。今となっては若干信じられないような話ですが、小学校高学年でのあるトラウマがあって、何かの組織でリーダーをやるということを中学校以降一切避けてきました。そしてさらには『女性恐怖症』。中学校・高校の6年間を女子校で過ごしたのですが、その時のあることあって、女性を信じること、そして人を心の底から信じること全般がそれ以来できなくなっていました。(具体的にどんなことがあったのかは変な誤解を生むと良くないのでここでは割愛します。ちなみに今はその出来事やそれに関わっている当時の友人たちへのわだかまりは全くありません。私にも至らないところが多々あったし、必要な人生経験だったと解釈しています。)

Girls Beeという組織は私自身が作ると決めた運営責任のある女性のためのコミュニティ。偶然か必然か、Girls Beeという活動を運営して行くことを通じて、私自身が自分の過去のトラウマと向き合うことになりました。確かにそのトラウマの傷は自分の中ではとても深かったようなのですが、それよりも「Girls Beeを運営したい」という気持ち、「Girls Beeを通じて私自身も”なりたい”自分をかなえたい」と気持ちがものすごく強く、無我夢中で運営に奔走しているうちに気がつけばそのトラウマは克服していました。

 

と、今日はここまで。

次回は、『自信』ついて。人はいつから"『自信』を失う”のか、そしてどうしたらその失った『自信』を取り戻すことができるのか、そして私が自分に等身大の『自信』が持てるようになって言ったプロセスの体験談ご紹介したいと思います。

こちらの絵は以前水墨画家の鮫島たまよさんにGirls Beeをテーマに描いていただいたものです。

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