「答え」を出さないことを学ぶ時期
4月から本格的にはじまったシンガポール生活も5ヶ月目に突入。
出国間際の日本でのめまぐるしい日々をギリギリまでこなしてたどり着いたシンガポール。
住む場所が変わり、食べるものが変わり、使う言葉が変わり、出会う人が変わり、仕事が変わり、生活スタイルが変わり、自分を取り巻く環境がまるごと変わった新生活。
シンガポールに来てからも相変わらず周りの方に恵まれて、生活に、仕事に、何不自由ない生活ができています。
一方で、こちらにきてからというもの、私の中で”何か”が変わって、これまでの自分のやり方が合わなくなってきているのをなんとなく感じていました。
でもそれが具体的になんなのか、どうしたらいいのかよくわからなくて、その”答え”を出そうと必死で、ちょっと苦しくなったりもしていました。
それが最近になって少しずつ見えてきた。
そもそも”答え”なんて出さなくていいんだということ。
これまでの私の人生の進め方というと、完全に『目標設定逆算型』。
つまり、自分がどこにいきたいか、どうなりたいかというような目標をまず決めて、それに到達するために今何をするか、を決めて生きていく方法。
思えば、高校生の頃、大学受験あたりからこの志向は強くなって、目標だったICU(国際基督教大学)に入学できたことでそれがさらに助長され(笑)、もともと早く社会に出て働きたいと思っていたこともあって、どんな大人になりたいか、どんな仕事をしたいかを常に考えて、自分なりの答えを出して、それに基づいていろんな選択をするということが私のお決まりのパターンになっていました。
この方法はとてもエキサイティングだったし、これまでの私に必要だった方法で、それがあったから今日の自分があるということも感じています。
でも、これからの私の人生の進め方はちょっと違う。
目の前に現れることにひとつひとつ向き合って、それを積み重ねていくこと。
自分のほうに向かってくる流れを受け入れて、その流れにゆだねてみること。
シンガポールにきてからというもの、視野が広がった一方で、その分自分の今後についてもより予測がつかなくなりました。
まだはじまったばかりではありますが、”海外で多様な文化・価値観の人たちと一緒に働く”という小さい時からの夢がかなった今、私の中でこれ以上つよく”こうなりたい!”という姿は今のところ思い浮かびません。
そんな状況の私にとって今は、自分を信じて、しばらく流れに身をまかせることを学ぶ時期なのかな、と。
なんでもすぐに白黒つけたくなったり、結論を出したくなったり、答えを求めたり、方向を決めようとしてしまうクセがある私にとって、これは簡単なことではないのですが(笑)。
でもこのスタンスでいると今とても落ち着いた気持ちでいられるので、きっと正しい方向なんだとおもいます。
そんなことを思っていたらこの週末に”まさか起こるとは思っていなかった奇跡のようなすごく嬉しいこと”があって。
それがあってますます、叶えたいことはすこしずつ思い浮かべながら、でも今後のことを自分自身で決めつけ過ぎずに、自分が予想もしていないようなすてきな展開や大きな幸せを受け取れるよう、心をオープンに、そして愛いっぱいに過ごしていこうと気持ちを新たにすることができました。
なんだか抽象的な内容になってしまいましたが、今日は私自身のこころの整理。
明日からまた一歩ずつ(*゚ー゚*)
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